着物関係

お客様と打ち合わせランチ

本日は、お客様と私がお仕立したお着物の着姿を見ながら気になるところをご相談して頂くという打ち合わせを兼ねてのランチ。小伝馬町のお目当てのお店がお休みだったというアクシデントがあり、急遽“コレド室町”に変更。

今回ご相談の木綿のお着物。絹物に無い“ごわつき”もあるので、今までと同じ寸法にお仕立してもやはり着用感は違う物です。絹物ではあまりでないシワも大きく出てしまうそう。
・背縫いのごわつき(縞の間隔を合わせるために背縫いを多く縫った為)
・肩にでるシワ
・抱巾について
今回の調整点はこの3点です。
もう少しラニングして頂いてからお直しさせていただこうと思います。

お客様とお話しするだけでなく“着姿”をじかに見るという事はとても大切な事。言葉だけでは伝わらない事を目で見て“一緒に考える”という事が大切だと思います。和裁士としてはアドバイザー的な意見を申し上げるという形が好ましいのではないでしょうか。どちらかの一方的な意見で出来上がったものではなく、最終的にお召しになった方の着心地が良くなくては意味がありません。

食事と共に、お直しのお話から、今の世情の話まで話は尽きません。
『店主が販売する商品に愛情が無ければそのお店は続かない!』という話まで(笑)でも確かにそうなのです。
話は弾みあっという間の2時間。
そして手土産まで頂いてしまってありがとうございます。お野菜と、とってもかわいいクッキーまで!→十勝菓子工房 菓音KANON

さて、家から日本橋まで歩いて来た私は、やはり徒歩で帰路につきます。
途中、人形町にある生活雑貨 スロウに立ち寄る。今日はお香とポストカードを購入。

これからは日本橋まで気分転換にお散歩に行こうかな。自転車なら10分程度の距離です。
いつもながら隅田川を渡る時は気持ちが良いです。今日は暑くもなく寒くもなく本当に心地よい風が吹いておりました。