日常生活

あれから1年

東日本大震災から1年。
3月11日は日本人にとって忘れてはならない日になってしまった。

「もう1年経つんですね。」とインタビューに答えている皆さんは、口々にそう言っていた。
東日本大震災関連のニュースがに埋め尽くされた1日でしたが、津波の画像を未だに直視できない方は多いのではないかと思う。
テレビでは映らない悲惨な現状を目撃した人にとっては、いつまでも頭から離れない映像となってこびりついているに違いないのだ。
津波から逃れるために寝たきりの旦那さんを置いて行かなければならなかった奥さん。
目の前で母親が津波にのまれる姿を目の当たりにした娘。
手が届く所にいるのに助ける事ができないまま、津波にのみ込まれてしまった息子。
そんな事を口にする被災者の方々の心はいつ癒えるのでしょうか・・・

『絆』『復興』と口にするのは容易い。
どこかの知事は「日本人は我欲に走っている。」とコメントしていましたが、悔しいけれど全否定は出来ない。
『絆』という言葉を商業的に使うのだけはやめてほしいと思う。

本当の復興の意味をもう1度私も考え直さなくてはいけないと強く思った1日になった。
そして、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。