本日のお客様

雨コートのご相談

引っ越してからは初めてあくあ屋さんがいらして下さった。
以前お仕立てした、染め直しをしたマリンブルーのお着物とご自身で刺繍されたイルカの名古屋帯を締めて。

あくあ屋さんの名前の通り、海が大好きで時間が空くとフラッとカリブ海へ潜りに行ってしまったりする。
ブルー系のお着物が多いのもLOVE OCEANの現われ。
昔はロッキー山脈でスキーガイドもしていたという、とてもバイタリティ溢れるあくあ屋さんなのです。

まずは近所のイタリアンでランチ。
今日お召しになっているお着物と帯を褒められ昨日は結構お酒を飲んでしまったらしい。
そのせいか、さっぱり系の空豆と海老のペペロンチーノを注文。
私も同じものを注文。
前菜と共に、とても美味しくいただきました。

さて、自宅に戻り本題のお直しのお話。
「肩の肉が落ちてしまったのか、雨コートが引きずってしまう。」というご相談。
実際に羽織っていただくとやはり長い。
マチ針で仮止めをすると後は8分、前は5分ほど短くした方がよさそう。
お話を伺っていると、肩の肉が落ちたというほかにも帯枕を変えたのだという。
枕の高さも着丈に影響していると思われる。

結局、あくあ屋さんは飾り結びもなさるので、飾り結び用の雨コートを次回お仕立てし、今回のコートはお太鼓用のコートになさるという事になりました。

対丈のコートは生地によって着丈が変わってきます。
お客様のコートを実際に測らせていただくと、着丈が1寸違うものがあってもどれもちょうど良いという物もあるのです。
やはり仮縫いの重要性を再確認。
お客様にとってはお着物をお召しになって来ていただかなくてはならないというお手間をとらせてしまうのですが、これが1番の近道です。

最後になりましたが,あくあ屋さんからお花を頂きました。
お花のプレゼントはいつ頂いてもうれしいものです。
また、楽しいお話しましょうね。