本日のお客様

本日のお客様

世田谷区にお住いのO様。
宮古上布のお仕立て直しをご希望との事でいらして下さいました。
『宮古上布は熟練した職人さんでないと仕立てられないよ。』
と言われていたそうで、私の所にいらして下さったのをうれしく思います。
仕立屋さんの中では嫌がる人もいらっしゃるようです。

お持ちの宮古上布を、宮古島で砧打ちをし直したという生地。
新しく生まれ変わったというのにふさわしく宮古上布独特の光沢感を放っていました。
この砧打ちで生まれる光沢感ですが、これはお好みに合わせて仕上げてくれるそうです。
言葉は悪いですが、ピカピカにしたければその様に、程よく抑えたければ控えめにしてくれるという事です。

蝉の羽と言われるほどの薄さと輝きを生かして夏の暑い日々を少しでも快適に過ごしてほしいと思います。