美術館・展示会など

手紡ぎ・草木染ペルシャ絨毯 ミーリー工房展@シルクラブ

母に誘われ、シルクラブのミーリー工房展を見に行くことに。
『見たら欲しくなるかも。』の欲望が出ないことを祈りつつ、沼袋のシルクラブさんへ。

まだ雪の残るお庭を通り、入口へ。
玄関を入った正面にかかっていた、藍染めのキリムにパッと目が行く。
先日も書きましたが、藍染めにとても心惹かれます。

そのキリムを横目に見ながら、本展のペルシャ絨毯を見ることに。
いかにもペルシャ絨毯という文様から、水彩画のようなパステルカラーの並んだ物、羊の原毛をそのまま使ったザックリとした味わいの物まで色々ある。
ミーリー工房は世界で5か国でしか取引をしておらず、日本でも取引先は限られているとの事。
その染や織の手仕事の大変さを、見るからに中近東の顔立ちの女性が説明してくれた。
茜や藍を重ねて色の濃淡を出し文様を紡いでいく光景はどこの国にも形は違えどあるのではないだろうか。
そして文様の1つ1つに意味がありそれが分かればもっと楽しいだろうなと、また自分に課題が与えられた気分になる。

一通り見て回ったところで、オーナーのお嬢さまがいらして下さり、丁寧に絨毯の説明をしてくださった。
そして『これは本当に素敵なんです。』と、あの最初に目に留まった藍染めのキリムを窓辺まで持ってきて、自然光にあてて見せてくださった。
その窓辺に置かれたそのキリムはとても美しく、心がググッと動いてしまった。
相方には相談なく購入してしまったけれど、絶対に気に入ってくれるという自信があった。

シルクラブさんの窓辺に置かれたキリムはそこにあった方が絵になるかもしれない、という程はまっていたけれど、我が家にきても長く愛着を持って使っていきたい。