本日のお客様

本日のお客様 (男物小千谷縮お渡し、訪問着のお直しのご依頼)

世田谷区のN様ご夫妻。
以前、ご主人様にお仕立された男物の小千谷縮が大きかったので小さくしてほしいというご依頼で、本日お直しのお渡しをさせていただきました。
とてもハリのある小千谷縮で、お直し前の状態はお召しになると胸回りが膨らんでいるように見えました。
今回は身幅直しと、裄直しをさせていただきました。
ご着用になっていただいたお着物を羽織っていただくと、だいぶすっきりしたと思います。
身幅直しは脇縫いでお直しさせていただくのですが、最初からお仕立て直しではないので実際には直せないところもあるのです。
今度は最初からお仕立てさせていただければもう少し体にフィットしたお着物ができると思っております。

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本日は奥様の訪問着のお直しもお持ちいただく。
訪問着の柄合わせの身幅は決まっていて、だいたいヒップ97センチ程度の方に合うように染められています。
奥様は細い方で、身幅を狭くしたいという事でした。
今現在、柄合わせでお仕立てされているのですが身幅を直すとなると柄合わせを諦めなくてはいけません。
今回ご依頼のお着物は全体が雲取文様でしたので、そこまで柄が崩れる感じはないと思います。
実際には身丈も裄も大きかったのですが、全部直すとお仕立て直しになってしまいます。
他のお客様にもお伝えしているのですが、礼装用のお着物は着付け師の方に着付けていただく事の方が多いと思います。
お直しするのでしたら、身幅直しのみにしておいてそのほかのサイズが合わない部分は着付けの方が上手く着装してくださると思います。
あとは、どれくらいそのお着物をお召しになるか、どのくらい予算をかけられるかによっても変わってきます。
決して押し付けてお直しを進めることはしませんので、ご自身のスタイルに合ったお直し、お仕立てを提案していきたいと思っております。