美術館・展示会など

華麗なるジャポニズム展@世田谷美術館

最近、母は美術館巡りをしているようで国立博物館の故宮展、新国立のオルセー美術館展やらを観て回っているようです。
『故宮展では4時間並んだ。オルセー美術館展の”笛を吹く少年”は畳1枚くらいの大きさだった。』などと話していました。
私は”笛を吹く少年”をフランスのオルセー美術館で観たことがありますが、周りに誰もおらず独り占めで鑑賞できました。
今思えばなんと贅沢な時間だったのでしょう。
オルセー美術館はどうだったか忘れてしまいましたが、ルーブル美術館は写真撮りOKなのです。
それも日本と違うところですが、日本では写真OKにしない方がいいように思います。

場所によっては美術館の中で寝転がって彫刻をデッサンしている人もいると言います。
私が行った時にそういう光景は目にしませんでしたが、それも観てみたかった光景の1つでした。
オルセーもルーブルもモナリザやナポレオンの戴冠式の様な有名絵画の前はとても混んでいるのですが、それ以外はそうでもなく、その緩急も鑑賞するうえでいいアクセントになっていた様に思います。

さて、今日は母と世田谷美術館で華麗なるジャポニズム展を鑑賞。
台風直撃は無かったものの、雨が降ったり止んだりのお天気。
こういう時の方が大混雑せずに観れるので、敢えて行くこと。

ヨーロッパが熱狂したというジャポニズム。
この頃の工芸品は本当に素晴らしかったのだと思います。
今の様にネットでなんでも検索できる時代ではありませんので、目に触れるものすべてに大きな感動があったのでしょう。
そして、海外に渡ってしまったからこそ、今でもこうして観ることができる物も沢山あると思います。
一昔前の日本が西洋文化に憧れた様に、西洋の人々が日本文化に熱狂した時代もあるのです。
異文化を知るという事はとたも大事なことです。
絵画や美術品が文化の懸け橋になっていたという事はとても素晴らしい事だと思います。