日本の伝統・文化

東海道四谷怪談@国立劇場

お客様のN様ご夫妻とI様の4人で観に行ってまいりました。
前評判が良いと聞いていたものの、期待を上回る面白さでした。

四谷怪談と忠臣蔵は何のつながりがあるのかと思っておりましたが、四谷怪談は忠臣蔵の外伝(今でいうスピンオフ)です。
幸四郎氏演じる民谷伊右衛門。
忠臣蔵の四十七士には入らなかった(脱落した)浪人のお話。
ですので、四谷怪談を12月に演じるのにはちゃんと理由があるのです。

染五郎さんも久々に拝見しましたが、お岩さんを見事に演じていたのではないのかと思います。
なんというか、セリフのないシーンにとても引き付けられました。
例えば、伊右衛門からもらった薬(毒)を飲むシーンの表情であるとか、有名な髪漉きのシーンなど見ていてゾッとするものがありました。

休憩を挟んでの5時間という長いお芝居でしたが、時間を感じさせることもなくあっという間。
歌舞伎座でも再演を是非ともお願いしたいところです!