歌舞伎

八月大歌舞伎

八月大歌舞伎を観に行ってきました。
今回は母の知り合いから松竹の株主チケットを頂いての観覧。今年になってから自分でチケットを購入することなく観に行けるのは何ともうれしい限りです。

第三部の狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)
以前見た時の伊之助は故・勘三郎さんだったと思います。
勘三郎さんもアドリブの多い方でしたが、扇雀さんも負けずに自由。

狐狸狐狸ばなしは男と女のドロドロした愛憎劇なのですが、笑える演出にしてあります。
これをリアルに描いたら割と恐ろしいものになりそうですが(笑)

そして、棒しばり。
こちらは狂言でお馴染みの演目ですが、実は今度狂言の棒しばりを観に行きます。
歌舞伎と狂言では何が違うのか体感したいところ。

母も歌舞伎を観るのは楽しそう。
今回は母から誘われましたが、また何かの機会に観に行ければ良いなと思っております。

 

杮葺落五月大歌舞伎

先日いただいたチケットで初の新生歌舞伎座へ。
1日遅れの母の日という事で母を誘って行ってきました。

銀座で和食ランチを食べ、その後歌舞伎座へ。

伽羅先代萩と廓文章を拝見。
先代萩では、藤十郎氏演じる乳人政岡の息子を亡くした母の悲しみと、お家に仕える者としての苦しさに涙しました。

廓文章では可愛らしいさと愛嬌溢れる伊佐衛門を仁左衛門氏がとても上手く表現していたと思います。
そして、玉三郎氏演じる夕霧。
登場しただけで歓声が上がるほどの美しさです。
どちらも見応えのある2演目でした。

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新歌舞伎座は初めてでしたので、とりあえず幕間にぐるっと1周してみることに。
3回のロビーで偶然知り合いのOさん夫妻に出会う。
Oさんは先代萩、床下の場の幸四郎氏がとても良かったと楽しそうに話しておりました。新歌舞伎座はもう何度か観にいらしているそうです。
また、ご一緒したいですね。

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母もなかなか銀座に出てくる事も無いのでとてもうれしそう。
また機会があれば一緒に見に行きたいと思います。

新春大歌舞伎@新橋演舞場

今年、初歌舞伎。
今回どうしても観たかった、吉右衛門さんの『傾城反魂香』
市川右近さんの又平を観たばかりだったので、この場面はこういう演じ方ではなかったなんて思いながら見るのもなかなか面白かったです。

そういえば、もう新歌舞伎座の杮葺落ももうすぐ。
旧歌舞伎座のさよなら公演と同じく、1年かけて行うみたいですね。
楽しみです。

十一月花形歌舞伎@明治座

以前なら、明治座まで徒歩で行けたのに・・・
そんな事を思いながら『十一月花形歌舞伎』を観に行ってきました。

今回は市川右近さんの“傾城反魂香”の浮世又平がとにかくよかった!
他の方の配役でも拝見したことはありましたが、右近さん本当に上手かった。
又平の劣等感や自信の無さから出てくる人間くさい人柄がとても上手くて本当に泣けてきました。
又平の悔しさやうれしさがダイレクトに突き刺ささって痛いくらいでした。

私の説明よりも、右近さんが語ってます→こちら

来年新春に吉右衛門さんも又平を演じるんですよね。
まだチケット取ってないけれど観に行ってみようかな。

十月大歌舞伎@新橋演舞場

今月、久々に歌舞伎を観に行ってきました。

松本幸四郎さんと市川団十郎さんの“勧進帳”。
今回は、お客様の年齢層もググッと上。
そのせいか、観覧中に寝てしまう方が多かった気がします(笑)

今回は昼の部と夜の部で、“富樫”と“弁慶”が入れ替わるという配役。
私は昼の部の“富樫”松本幸四郎、“弁慶”市川団十郎を観覧。
私の中では弁慶=団十郎氏という位イメージがとても強いです。

今回嬉しかったのは、“大向こうさん”の間近だったこと。
とってもいい声で、『高麗屋』『成田屋』『山城屋』の掛け声が傍で聞けました!

7月大歌舞伎@新橋演舞場

7月大歌舞伎、行ってきました。

亀治郎さんの猿之助襲名、香川輝之さんの中車襲名など楽しみにしておりました。

中車さんは歌舞伎初舞台でしたが、私としてはとてもよかったと思います。
いかにも“歌舞伎”という演目ではなかったので、次回にはもっと期待したいと思います。
声が枯れていたので、歌舞伎の発声は少し違うのかもしれないですね。

猿之助さん演じる“黒塚”
以前、市川右近さんの演じた“黒塚”の舞が素晴らしかったので、さらに期待。
今回の猿之助さんの舞も素晴らしかった!
私の好みは右近さんですが、どちらも素晴らしいです。
沢潟屋も中車さん、團子さんが入ってさらに充実したのではないでしょうか。

さて、幕間の緞帳にびっくり。
福山雅治氏デザインの隈取が描かれた緞帳が登場。
これは写真OKなようで、(私を含め)皆様写メを撮りまくっておりました。

最後の演目、“楼門五三桐”では猿翁さんに満場の拍手。
体がかなり小さくなってしまわれましたが、これからもできる限り舞台に上がってほしいと願います。

海老蔵さんの石川五右衛門はハマってました!

三月 平成中村座

気がつけば、去年の11月から5カ月連続で歌舞伎を観に行っている。
今回、行く予定は無かったのだけれど、ひょんなことからチケットを頂けたというお誘いに2つ返事でのってしまった(笑)

今回特筆すべきは、仁左衛門さん演じる傾城反魂香(けいせいはんごんこう)の浮世又平(後に土佐又平光起)。
かなり年上の方に『可愛い』と、言うのは失礼かもしれないけれど本当にカワイイのである!!
声を大にして言いたい、『カワイイ~!!! 』
仁左衛門さんは、ちょうどこの日のお昼、『徹子の部屋』にゲスト出演しておりまして、それを観てからの観劇でしたので尚更に良かったのかも(笑)
最近、仁左衛門さんを見る機会が多く大好きになってしまった。今が役者としての集大成の時なのかもしれないと、一緒に観に行った友人と話が弾む。

来月はまた平成中村座を観に行くのですが、6月には市川亀治郎さんの猿之助襲名披露も観に行きたい。
そして香川照之氏はいきなり主役クラスというからビックリ。今頃は猛特訓しているのでしょうか・・・

なんにせよ、先の楽しみはいっぱいありそうです。

とりあえず、少し先の楽しみとしてBS朝日で3月25日の21時から放送の片岡仁左衛門の魅力を楽しみに待ちます。

再度、拝見。

中村勘九郎襲名公演の“鏡獅子”が今日、Eテレの“にっぽんの芸能”で放送されていた。
先月観た2月22日が収録日だったので、同じ時の演技を観れると言う訳である。
実際に見たのは2階席の1列目。
全体が良く見渡せ、1階席の後ろの方よりとても良い席だったと思うが、テレビでは肉眼では観る事の出来ない細かな動作や目線などがよく見てとれる。
放送されたものには、解説や謡いの字幕が出てきたりとても分かりやすく「こういうことだったのか!」と納得できる。

それにしても日本古来の色使いはとても美しいと思う。
この色とこの色を合わせるの!?と思う様な色合わせでも合ってしまう不思議なもの。
獅子の精と戯れる蝶の精の着物のデザインなんか斬新だもの。
こういうデザインは古来からの物なのだろうけれど、一体だれがデザインしたのだろう。
日本人の感性ってすばらしい!改めて実感する。

歌舞伎は今月も来月も観に行きます。

六代目中村勘九郎襲名披露

六代目中村勘九郎襲名披露、夜の部の新橋演舞場に行ってまいりました。

全ての演目、口上共に大満足でしたが、勘九郎さんの『春興鏡獅子』は熱がこもっていて襲名披露の名にふさわしいものでした。
以前、他の役者さんで観た事がありますが、今回の勘九郎さんの方が格段に良かったです!!
夜の部では仁左衛門さんは口上のみの出演で残念でしたが、吉衛門さん、勘三郎さん、本当に見ごたえあり。
そして2月22日は勘九郎さんのご長男と中村小山三さん(なんと89歳)のお誕生日だそう。
小山三さんは人気有りますね~。春興鏡獅子でも一段と大きな拍手でした。

そして七之助さんは誰の名跡を継ぐのか気になる所です。

壽 初春大歌舞伎

今年お初の歌舞伎観劇。
8日ともなるとお正月気分も薄れてきますが、今回はお正月らしい演目。

1番心に残ったのは吉右衛門さんと鷹之資さんの“連獅子”。
連獅子とは自分の子供の獅子を谷に落として、谷から這い上がってきた子獅子と歓喜の舞を踊るというお話です。
私自身、連獅子を見るのは初めてでしたが一緒に行った方達のお話を聞くと、やはり役者さんによって見ごたえが違うと言う事。
吉右衛門さんの獅子は、円熟しているというか、内に秘めた激しさを感じる厳しい親獅子でした。
連獅子はやはりパワーが必要な演目。
吉右衛門さんの連獅子もまだまだ観たいものです!

今回は吉右衛門さんと菊五郎さんという人間国宝が2人も出ていたとても贅沢な歌舞伎でございました。

来月も勘九郎襲名公演を観に行くのでとても楽しみです。