旅行記

ONとOFF

今回のパリ旅行は突然降ってわいたような企画だったのですが、とても思い出深い旅行になりました。

パリの美しい街並み、美味しい茹でエビと生ガキ、ワインに音楽。
今シーズンの初雪と頑張ってくれた窓際のオイルヒーター。
凍えそうなくらい寒かったベルギー。
割れたワインボトルに赤ワインの香り漂うホテルのロビー。
美空ひばりで踊る友人。(私は寝ていたけれど・・・)
そして、一緒に過ごした友人たちとの会話。
本当に沢山の思い出とアリガトウ!

今年は仕事に明け暮れた1年で、年の最後に旅行に行けた事本当に良かった。
仕事ばっかりではいけないなと、最後は今年の反省で締めくくります!

海外に行くと思う事

前回に引き続きパリのお話。

パリはもちろん生活レベルが高い人ばかりではないという話を聞きました。
私達が買い物したマルシェやデパートは生活レベルが高い人達が行くところで、実際には最低賃金ぎりぎりの所で生活している人たちがとても多いのだそうです。
私達だっていつも高級デパートで買い物している訳ではありません。
ただ、置いてある品揃えにセンスがあり、色あいも日本とは違いとても新鮮に感じます。
食器やらファブリックやらをこの際ドーンと購入してしましました。
これも旅行の楽しみの1つですから。

デパートで買い物をしていると、カタコトの英語なのでなかなか通じません・・・
そこで日本語堪能な店員さんに案内してもらったりと、とてもよくしていただきました。
本当に感謝です。

ただ、いつも海外に行くと思う事の1つに『日本はサービス過多である。』という事。
日本の中にずーっといると感じないかもしれませんが、サービス過多に慣れている日本人は『誰かがやってくれる。』という気持ちになるのが分かります。

パリではバスを多用していたのですが、またしてもカタコトの英語で「ここに行きますか?」と聞いたりしていると、その時はそっけない対応なのですが、停留所が近づいた時に乗客や運転手の方が「次だよ。」と教えてくれたりします。
メトロは次の停車駅のアナウンスすらありません。
そのくらい自分で確認しなさい。
という事でしょうか。
それで充分なのだと思います。

自分でできる事は自分でやる。
当たり前の事ですが、私も出来る限りそうありたいと思っています!

専門店

画像が食べ物に関する事ばかりですが、パリには専門店が多く残っている事にとても驚きました。
パリだけではなく、ヨーロッパは専門店がまだまだ残っているそうです。
なぜ、潰れないで残っているのかを考えると、必要としている人が沢山いるからだと思います。
お魚屋さんのお兄さんの画像しかありませんが、お総菜屋さん、お魚屋さんで働く人たちはとても輝いていましたし、すごく元気!

他にも、ステッキ(杖)、額装屋さんなど目に入った物だけでも専門店が沢山残っていました。
本屋さんもお店によって品揃えが全然違うそうで、それぞれにオーナーの趣味(個性)が強く出ているそうです。

パリにはコンビニもありませんし(小さなスーパーはあります)100円ショップ的な物もありません。
必要としていないから出来ないのでしょう。

日本は専門店が少なくなりましたね。
これからの日本、大丈夫かなとちょっと心配になりました。
日常生活をどう過ごすか、日常に使うものって本当に大事だと思います。

フランスの女優、ジャンヌ・モローさんの遺作となった『クロワッサンで朝食を』の中の「本物のクロワッサンは、スーパーじゃなくパン屋で買うのよ。」というセリフ。
胸に沁みませんか?

  

金沢へ ②

2日目
今日からお天気は下り坂の予報に傘を持って出かける。
朝食後向かったのは金沢21世紀美術館。
この建物はSANNAの設計。
直島にもありましたが、勝手に白血球の椅子と名付けた椅子もある。
直島では熱くて座れず、今回は雨で座れないという、私たちにとってはいつまでたっても座れない椅子なのです。

雨が降り出したあたりで、美術館に入りぐるりと2時間ほどかけて回ってみる。
私たちが1番見入ってしまったのは作品ではなく、美術館の地下から1階を繋げる油圧式のエレベータと、図書を閲覧できるコーナーの本棚でした(笑)

ミュージアムショップでは必ず買おうと思っていた時計を購入。

その後お昼にしようと香林坊まで出たものの、良さげなお店が見つからず、にし茶屋街まで歩いてしまった。
結局そこには甘納豆屋さんくらいしか見当たらず、また香林坊まで戻り、午後2時の遅めのランチをとる。

この後、雨足も強くなりホテルに帰ってゆっくりしようという事に。

そして、夕食。
昨日と同じ『くろ屋』さんへ。
今日は寒サバの浅〆、梅貝の刺身、のど黒の塩焼き、昨日も頂いた蕪寿司。
お店の女将さんは能登のご出身だそうで、蕪寿司は女将さんの手作り。
蕪も塩漬けして水を出しておくそうですが、鰤も塩漬けにしてからつけるのだそう。
塩漬けの鰤を見せていただきましたが、大きなアンチョビの様に見えます。
鰤でなくても鮭や鯖でもできますよ。と教えてくれました。
作ってみたい気もしますが、塩梅が難しそうです。

そして明日から金沢も雪の予報。
「昔は朝起きたら車が半分埋まってしまっているなんてことはよくありましたけど、最近はそこまで降らないですね。」とおっしゃってました。
今日も美味しいお料理と、お話をありがとうございました。
金沢に来ることがありましたら、また寄らせてもらいます。

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3日目
飛行機の時間までお土産購入。

私たちが金沢を後にする頃に雪が降り始める。
雪の兼六園も見てみたかった。
「今度は北陸巡りもしたいね。」なんて、話をしながら金沢を後にするのでした。

金沢へ ①

2泊3日の金沢旅行に行ってまいりました。

初日はとてもいいお天気。
今シーズンはまだ雪が積もっておらず、降ってもパラパラという感じらしい。

初日はまずはお散歩がてら、近江町市場→主計町→ひがし茶屋街→兼六園のコース。

主計町、ひがし茶屋街は街並みが美しく、昔はこういう景色が日本の各所にあったのだとしみじみ思う。
私たちが訪れたのはお正月気分も過ぎた平日でしたので町全体がかなり閑散とした印象。
夜に訪れた食事処で聞いてみると、金沢の人口は約46万人なので観光シーズンでなければこんな感じなのだという。

因みに金沢市の面積が約460㎢
東京23区の面積が約620㎢
金沢市の人口約46万人は東京、江東区の人口に近い。そう考えると、東京は過密状態なのだと改めて思う。
金沢駅だけ見れば祖師ヶ谷大蔵の駅の方が混雑している感じがします。
規模は全く違いますが。

その食事処での初日の夕食は刺身の盛り合わせ(寒ブリ、甘海老、的鯛、などなど)に梅貝の酢の物、蕪寿司を頂く。
どれもとても美味しかったので、明日の予約も入れる。
訪れたお店→くろ屋

歩き疲れた今日は、温泉につかってそのまま就寝。

旅行記@京都

京都の写真を全く撮っていないことに後から気付く・・・
文章のみですがお付き合いください。

京都に来た第1の目的は、以前も行った小料理屋さんに行くこと。
友人のYさん夫妻に予約を取ってもらい、一緒に食事をする段取りを旅行前からとっていました。

それまで時間があったので、定番中の定番の錦市場へ向かう。
買い物はしなくても、市場というものは見ているだけで心が躍る。
日本だけではなく、海外の市場もしかりです。
フランスの市場ではジビエ料理があり、ウズラの丸焼きは本当に美味しかった!
錦市場では買い物はしませんでしたが、ディスプレイなど東京とは違うセンスが感じられます。

それにしても京都は暑い!
今でこそ、東京も37℃の猛暑日がありましたが、京都もその日は37℃。
1時間も歩いていられない暑さです。

早々にホテルへ戻り、涼んでからお待ちかねの食事に向かう。
友人Yさん夫妻とは2年ぶりの再会。
「変わらないね。」の挨拶はきっと『お互いに平穏無事に暮らしているよね。』という意味なのだと思う。

さあ、北白川の小料理屋さんへ。
こちらのお店はHPも無く、食べログにも載っておりません。お客様もその辺は心得ているのでしょう。
さて、お食事の方ですが、残念ながらお目当ての鱧が品切れとの事。
以前、こちらで頂いた鱧の味が忘れられず、今日まで楽しみにしていたのですが、無いものはしょうがない、泣く泣くあきらめました。
岩牡蠣、鮎の塩焼き、アナゴを軽く炙ったもの、そして〆には鯛飯と赤だし。
言うまでもなくどれも絶品。京都に行く際は絶対にはずせないお店となりました。

東京へ向かう当日は京都のスーパーマーケット八百一で京野菜などを買い込む。
京野菜や西のお野菜は東京ではなかなか手に入らないもの。
いつもとは違う品揃えに心が弾む!
今思えば京都は食べ物に関することばかりですね。

帰りの車窓からは富士山が夕焼けをバックにきれいなシルエットを見せていた。
富士山は見に行こうとするとなかなか姿を見せてくれず、なんてことない時に突然その姿を見せてくれます。
この時も、突然現れたその雄大な美しさに圧倒されてしまいました。

旅行の終わりに少しだけ感傷的になっていたのかもしれませんね。
さあ、来年はどこに行こうか!

旅行記@倉敷

倉敷は初訪問。
まずは、美観地区を散策。

林源十郎商店という、昔は薬屋さんだったという場所。
今はいくつかのショップが入る倉敷デザインマーケットという小さい商業施設となっていました。
ここで、ビールと共に窯焼きピザのランチ。
毎日が暑かったのでビールが美味しいこと(笑)

ここのショップだけで、洋服、帆布バッグ、食器、雑貨などなどを購入。
相方の誕生日も近かったので、彼が気に入ったシャツをプレゼントする。

1Fの雑貨屋さんの中庭に高さ40㎝ほどの五輪塔を見つける。
大きさもバランスもいいサイズ。苔も良い感じに生えていた。
置物かと思ったら値札がついていたので、どうやら売り物のようです。
相方と眺めることしばし。もしかしたら購入していたかも。

ここの屋上では、夏はビアガーデンをしている模様。
こんなにきれいな街並みが見渡せるというのはセールスポイントにならざるを得ないでしょう。
まだ昼間という事もあり、お客さんは見当たらず・・・屋上へは立ち入り自由の様なので、私も屋上からの眺めを少しばかり堪能。
鈍い銀色が美しい屋根瓦が並びます。
昼間はとても暑くていられませんが、夜風に当たりながらのビールはまた格別でしょう。

そういえば、東京の新歌舞伎座でも屋根瓦が美しかったので写真に残していた。
歌舞伎座は愛知県の三州瓦を使用していますが、倉敷美観地区は酒津(倉敷市)、二日市(岡山市)、播磨(兵庫県伊津町)、八田(真備町)、服部(真備町)の5つの産地の瓦を使用しているそうです。

こちらが歌舞伎座の瓦。真新しい感じは否めませんが、これも美しいです。↓

途中、かき氷を食べたりの寄り道をしながら倉敷帆布 バイストンへ。
先ほどのショップでは私のバッグを購入したのですが、今度は相方のお弁当用に小ぶりのトートバッグを購入。
オレンジ色でとても可愛い。内心、私も欲しかった。

旅行に来ると1日があっという間に過ぎてしまいます。
次は京都です。

旅行記@直島

今回の直島は、昨年行けなかった所を見て回りたいという趣旨の元、散策。
直島はシャトルバスが充実しているので、バスで回ることに。

まずは安藤美術館。
昨年はまだ建設されていなかったので、まずはここからスタート。
開場時刻の前についてしまったので、スタッフの方が外の掃除をしていた。

外から見ると全くの木造建築ですが、中に入ると安藤氏のコンクリート建築なのです。
建築も美しいのですが、美術館の中に展示されている安藤氏のスケッチがまた美しい。
ラフでさらっと描いたものなのだろうけれど、これをまとめて作品集として出版してほしいと思う位の美しさなのです。

この建物には意外にも地下室がある。
地下へ続く階段を降りていくと、少しずつ涼しくなっていきます。
地下室の広さとしては1畳あるかないか程度。
飾り気も何もないシンプルな空間である。
そして面白かったのは採光の仕方。
入ってくるときは分からなかったけれど、地下室に入ってから外に出ると、『これで光を入れているのか!』と納得。

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そして李 禹煥 (リ・ウーファン)美術館。
私は何となく“禅の世界”と重ねてしまうのですが、どうなのでしょう・・・
“日本家屋の美しさは空間の美しさである”と聞いた事がありますが、李氏の作品にもそれに通じるものを感じます。
中に入った事がある方はお分かりでしょうが、空間の中にポツリと作品が展示されています。
やはり引き算の美しさだと思います

このコンクリートの支柱。
『この支柱が建てられる技術を持っているのは日本だけだ。』と安藤氏は言っておられました。
ですが皆素通りしていくそうです(笑)

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直島銭湯はあいにくお休み。
相方は外で飼われている金魚やサボテン達に興味津々の様でした。
本当に入浴できるのですから、いつか入ってみたいと思っております。
こういう銭湯が東京にあったら結構流行ると思うのですが・・・
私だったら絶対に行くと思います。

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今回の直島は必死に見て回るという感じではなく、ポイントを押さえてじっくり見て回ることができました。
来場者が少ない時期にこれたのはさらにプラスとなりました。
人が多いとどうも集中できない性質で、何をするにもそれが基本となっていると思います。

そして、黄昏時の南瓜を後に直島ともお別れです。

旅行記@豊島

早く明けてしまった梅雨が良かったのか悪かったのか。7月初旬の今思えば、1番暑い日々でした!

まずは自分たちに都合よく回れるように、島巡りはレンタサイクルと決定。
そこで!島のアップタウンには電動アシストが力を発揮。
初の電動アシストにまずはひとしきり感動!
東京も暑いけれど、島の暑さはまた一味違う。
遮るものがないので、暑さが直にくる。電動アシストでなければ更に暑かったはず・・・

坂道もなんのその。島の景色を満喫しつつ自転車を漕ぐ足取りも軽い。

まずは豊島美術館。
1番のメインはここ。

柱が1つもない曲線の空間の中、建物の地面から水が少しずつ湧き出ています。
湧き出る早さも、ゆっくりだったり、早かったり、リズムも様々。
そしてその水滴がいつしか大きな塊になり、やがて穴に吸い込まれてゆきます。
この繰り返しが延々と続いているだけなのですが、建物上部にぽっかりと空いた丸い開口部から注がれる光と風。
いつしか優しい気持ちになっている自分がいます。
たまに流れていく水の音を聞きながら寝そべっているのも心地よく、時間が経つのも忘れてしまいそう。

学芸員の方が説明してくれたように、時間帯を変えて来てみると、また違った空気感が味わえそうです。

 
さらに長閑な風景を満喫しながらの散策。

トムナフ―リ
トムナフ―リとは古代ケルトにおける霊魂転生の場だという。
説明には『神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)とコンピュータで接続しており、超新星爆発(星の死)が起こると光を放つ。』とあります。それと関係性があるかどうかは分かりませんが、この空間の何か神秘的な力を感じずにはいられません。
心臓音のアーカイブ
遠い記憶
マップを片手に、さながらオリエンテーリングの気分。

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島キッチンにてランチ。
なんてことのない素材を使っただけの屋根ですが、美しい曲線。
屋根に見とれての食事も良いものです。

豊島に泊まる予定ではなかったので限られた時間の中でしたが、夏の芸術祭の前という事もあり、人も少なくのんびりと回ることができました。

芸術祭のアートも作成中。今頃はきっとにぎわっていることでしょう。

チェコ(プラハ)

プラハは第1次、第2次世界大戦の被害に遭わず、中世の街並みがそのままに残され、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
中世の人たちと同じ景色を見ているなんて不思議な気がしますが、プラハ城から見渡す街並みは、石畳やレンガ色の屋根が延々と続き、これからもずっと残していかなければいけないものだと強く感じます。

プラハと言えば、カレル橋というくらい訪れない人はいない名所です。
名所だけあって観光客が多いのは致し方ないのですが、それに加えて日没が午後9時半頃というわけで、夜も賑わいを見せています。
というわけで、早起きをして朝のカレル橋をお散歩。
露店も人も少ないカレル橋はとても清々しく、お散歩するにはもってこいです。

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【カレル橋】

     

途中で地元の小学生(でしょうか)のお散歩に遭遇。
先生は大変そうですが、日本と同じような光景が微笑ましいですね。
こんなに美しい街が故郷なんて羨ましい限りです。

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【ヴルタヴァ川(モルダウ川)】

     

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美しい景観を守るために働く人を発見!
石畳はこうして修復しながら守られているのです。

↑トラックの荷台から傷んだ石と同じサイズの石を取り出しはめ込んでいくのです。
ひざ当ては必須アイテム。

作業服の色も素敵。日本の作業服の色も考え直せばよいのに・・・

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プラハでお気に入りだった、カレル橋を望むテラス。
カレル橋に沈む夕日を眺めながら飲むビール。至福の時です!

チェコはプラハにしか滞在できませんでしたが、次の機会があったら田舎にも行ってみたいですね。
プラハは街にいるだけでとても幸せな気持ちになりました。
これからもこの街並みと景観が次の世代にも、さらに次の世代にも残っていってほしいと思います。

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ヨーロッパ旅行記は今回で終わります。
なんだか間延びしてお伝えしてしまいましたが、街の匂いが少しでも伝わればうれしく思います。