5月2013

葵文様小紋

【港区O様 葵文様小紋】

お茶をされているO様。
お選びになるお着物は上品で、古典柄がお好みの様です。
今回のお着物も薄桃色がとてもさわやかな葵文様の小紋をお仕立てさせていただきました。
お茶のお話は、色々な方からお聞きしますが、私には未知の世界のお話なのでとても楽しくおうかがいしております。

今回はこちらのお着物をお渡しする際に、染め替えの色無地のご相談もお受けする。
そのお着物もいつかご紹介できればと思っております。

 

胴抜き無双袖 長襦袢

【杉並区O様 お花柄長襦袢】

杉並区のO様。お着物のお仕立てに引き続き、長襦袢のお仕立物です。
この長襦袢の様な赤地がお着物からチラリと見えたらハッとしそうです。
文様は可愛らしく、北欧のファブリックを思わせるパターン。
お召しになるだけで気分をあげてくれそうな長襦袢ですね。

矢羽根お召し

【愛知県I様 矢羽根お召し】

こちらがI様のもう1枚のお着物。矢羽根のお召しです。
矢羽根柄は割と沢山見かける柄ですが、なぜこの柄が多いのかちょっと調べてみました。
矢絣(矢羽根)は江戸時代に結婚する女性に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない。
矢は戻ってこないことから、縁起物とされていた。
wikipedia参照
そういえば、ほとんどが女性物の柄に使われていますよね。

 

飛翔鶴小紋

【愛知県I様 飛翔鶴小紋】

愛知県のI様は昨年、お仕立てのご依頼をいただいて今回はお着物2枚のお仕立てと長襦袢のお直しをご依頼いただきました。
まず、1枚目のお着物は飛び立つ鶴が前面に描かれた小紋です。
小紋と言えど、飛翔する鶴の格調高い文様ですので結婚式の二次会にも良いのではないかと思います。
帯は飾り結びでもいいですね。

八掛はご希望のお色に暈し染にさせていただきました。

 

染め結城紬

【大田区O様 染め結城紬】

こちらのお着物をご依頼の際、前回のお仕立物をお召しになっていらして下さいました。ありがとうございます。
着物姿を拝見させていただくとやはりアドバイスしやすいです。
『全体的な寸法はちょうど良いです。』
という事でしたが、今回は微調整というくらい少しの寸法変更をさせていただく。
今回変更したのは衿付けの加減と前巾。“加減”という言葉がぴったりというくらいの微調整です。
後日『更に体にフィットしました!』とメールでご連絡がありました。
少しの事で着心地は変わります。
何よりお客様が良くご存じなのです。

こちらのお着物は結城紬に染めを施したお着物です。
お仕立てをご相談の際、『胸元にサーモンピンクの小花を持っていきましょう。』とご提案。
割と細かく柄だしの指定もできますのでお気軽にご相談ください。

八掛も卵色の紬の暈し。
春は菜の花、秋は菊のイメージでお付けしました。