青楓 紬単衣
【世田谷区H様 青楓 紬単衣】
青楓の紬です。
真綿の紬ではなく、大島紬の様な風合いの生地でしたので単衣のお仕立をおすすめいたしました。
こちらのお着物は、5月でちょうど良さそうです。
6月は夏日になることも多く、夏物を着たいくらいですね。
青楓は見た目の爽やかさもあり、目でも楽しませてくれそうです。
5月2014
【世田谷区H様 青楓 紬単衣】
青楓の紬です。
真綿の紬ではなく、大島紬の様な風合いの生地でしたので単衣のお仕立をおすすめいたしました。
こちらのお着物は、5月でちょうど良さそうです。
6月は夏日になることも多く、夏物を着たいくらいですね。
青楓は見た目の爽やかさもあり、目でも楽しませてくれそうです。
【杉並区S様 ざざんざ紬 羽織】
ざざんざ紬を羽織にお仕立ていたしました。
最初はお着物でしたが、羽織に仕立て直したいという事でお仕立て直しさせていただきました。
お着物の時は、袖山にオレンジの線がかかっていたのですが、袖山にはベージュを出してほしいというご希望。
袖山を回せばもちろん可能なのですが、あまり回してしまうと袖下のスジがでてしまったり、身頃との配置をバランスよくまとめるのに割と悩みました。
ですが、こういうご希望は出来るだけ伝えていただければと思います。
些細な事かもしれないと思わずにお知らせいただければできる限り対応しております!
肩すべりにはO様のご希望でスカーフをお付けしました。
出来上がりを見ていただきましたらとても気に入っていただいたようで、私もうれしく思います。
【目黒区K様 紅型小紋】
紬地の紅型です。
淡い藍色は瓶覗き色でしょうか。
瓶覗き色とは藍で染めた一番薄い色の事を言います。
その淡い藍地に描かれた文様は青海波に貝、藻。そして梅やもみじなどの植物も描かれ、さながら琉球の海原の様子。
琉球の日差しの下で輝く鮮やかな原色の紅型もありますが、藍の濃淡で染められた紅型(藍型)も落ち着いた雰囲気です。
東京の空の下でも輝いてくれることでしょう。
【港区S様 紅花紬 単衣】
紅花はエジプト原産と言われ、シルクロードを経て日本に渡来したといわれています。
紅花は梅雨の頃に花を咲かせ、棘のある葉と蒸し暑さの中で行われる収穫はとても大変な作業だろうと想像できます。
紅花の”紅”は収穫する娘たちの手から流れる血の色とまで言われるほどなのです。
確か、紅花の産地の山形県では収穫体験があったよう記憶しておりますが、今もされているのでしょうか・・・
さて、今回ご依頼いただいた紅花染めの紬。
黄色から水色に変わるグラデーションになっています。
徐々に変わっていく色合いがとても爽やかな印象を受けます。
S様のご希望により、お顔周りに水色がきた方がお顔映りが良いという事で、色の出方もお伺いしました。
今回の様に、「この色を掛衿に。」などのご要望はお気軽にお伝え下さい。
本来単衣の季節は6月ですが、紬の単衣は5月にお召しになっても問題ないと思います。
5月の爽やかな風が通り抜けそうです。
【飯島桃子さん 単衣紬 雪輪に桜覗き刺繍紋】
友人でもある飯島桃子さんのお着物のお仕立てです。
紬の生地をこげ茶色に染めて単衣にお仕立てしました。(染は飯島さんの方でご注文です。)
刺繍作家ですので、しゃれ紋はもちろんご自身作。
飯島さんの刺繍は色合いとやさしいデザインで、女性ならではの刺繍ではないでしょうか。
お仕立て後にいくつかの刺繍紋のサンプルをいただきましたので、『仕立屋 凛』でもご紹介できたらいいなと思っております。
毎年、横浜三渓園で行われております”日本の夏じたく展“が今年も開催されます。
飯島さんももちろん出店されています。