お仕立物

藤と鉄線の附下訪問着

【海老名市S様 藤と鉄線の附下訪問着】

アンティーク着物がお好きなS様。
元々は単衣のお着物でしたが、藤は4月、鉄線は5月頃のお花なので袷にお仕立て直しをいたしました。
お袖丈も柄が切れない所でみると1尺8寸5分(約70センチ)になってしまうのですが、身長とのバランスを考え、1尺5寸8分(約60センチ)でのお仕立となりました。
アンティークのお着物は袖の柄の配置が長めの丈に設定されていることが多く、悩む所でもあります。
全体像を見ると、改めて地色のぼかしも美しさにも気付きます。
それでも、お着物は着る人がいて初めてその美しさが現れてくるものだと思っています。