7月2017

虫籠柄 紗絵羽織

【大田区K様 虫籠柄 紗絵羽織】

虫籠柄の紗の絵羽織です。
元々は紗無双の羽織でしたが、単衣仕立てでのお仕立てをご希望されました。
夏物の羽織をお召しになっている方を拝見すると、お着物の上級者なのだなと思い、まじまじと見てしまいます。
紗の透け感はとても涼しげに感じますし、見ている側にとって涼やかさを与えてくれるのもお着物の魅力の一つだと思います。

岡重 馬文様の綿絽浴衣

【新宿区G様 馬文様の綿絽浴衣】

京都・岡重さんの綿絽の浴衣です。
最初、反物を拝見した時は『G様のお好みっぽい!』という感想。
お嬢様と共用でお召しになるという仲の良さ。うらやましいですね。

私の家の近所でも夏祭りのお知らせが貼られています。
東京の梅雨明け宣言はまだですが、もう夏真っ盛りです!

 

寄波文様 男物浴衣

【世田谷区N様 寄波文様 男物浴衣】

江戸小紋と同じ型紙で染められた『寄波文様』
この型の様に細かい文様の型紙で型をつけるのはとても難しいのです。

染め屋さんで染め体験をさせてもらう場合は、この様な繊細な型は絶対に扱わせてもらえません。
型も傷みますし、その前に素人だと上手く扱えないからです。
もっと型の線が太い、割と扱いが簡単な物での体験になります。

プロがやってしまえば簡単そうに見えるので、「簡単なのかな?」と思ってしまいがちですが、やはりその道のプロは凄いのです。

 

枝垂れ桜と源氏車の振袖

【中野区Y様 枝垂れ桜と源氏車の振袖】

お母様がお召しになったお振袖をお嬢様用にお仕立て直しさせていただきました。
ですがお嬢様の身長は176センチ!
私のお仕立物での最高身長でした。
とはいってもぎりぎりの身丈。
着付けの際は着付け師の方にぎりぎりですと伝えてくださいとお伝えしました。
洗張をしていた状態でお持ちいただきましたので状態も良く、とてもきれいに保存されていたと思います。

お着物にも桜の文様がありましたので長襦袢も桜です。
ご注文いただいた時期が桜の時期という事が大きかったかもしれません。
長襦袢の方は私の方で白反をご用意させていただき、お好みのお色に染めさせて頂きました。