本日のお客様

着物を染め替える

本日、午後よりお客様。
ご指定のお時間が過ぎたところでお電話がかかってきました。
なんと!新百合ヶ丘まで快速急行に乗って行ってしまったという。
私もまだ小田急線に慣れてはおりませんが、快速急行だけは未だに乗る機会がないです。

約1時間遅れでいらっしゃる(笑)
江東区時代もいらして頂いたことがありますが、お会いするのは2度目。
お仕立ても沢山ご依頼を頂いております。

今回は出来上がったお仕立物のお渡しと、染め替えをご希望のお着物をお持ちいただいた。
色を考えるところから、お好み、用途、季節など考えて、今回は薄い玉子色に決定。
今回は脱色が必要ですが、脱色は何回も行うと生地が痩せてしまうので、最初は薄い色に染めてそれ以降は濃いお色に染められたら良いと思います。

染め替えに必要な工程として。
まず、洗張。
必要であれば脱色。
しみがあればしみ抜き。
綺麗な反物の状態に戻してやっと染めることができるのです。

違ったお色になると、新しいお着物が増えたようでうれしくなりますよね。
秋のお茶会でお召しになりたいという事でしたので、出来上がりまでが待ち遠しいと思いますが、“楽しみに待つ”という思いがお誂えの醍醐味なのではないでしょうか。