本日のお客様

仲良し3名

本日は、いつもお仕立てをご依頼いただいております世田谷区のK様、目黒区のK様とそしてお嫁さんの3人がいらして下さいました。

まず、世田谷のK様はお仕立てしたコートの身丈を決める為、お着物を着ていらして頂きました。
単衣の涼しげな水色の色無地に黒の帯がキリッとしまる素敵な着こなしです。
以前お仕立てしたコートと同じ身丈でお仕立てしたものの、生地によって着用の長さが変わってきます。
お客様にはご面倒な作業でもやはり裾を仮止めした状態で羽織ってもらっています。
案の定、身丈は少し長く裾を詰めることに。

目黒のK様はお着物のお仕立てのご依頼をいただく。
そしてお嫁さんの方は、今妊娠中でやっと体調が落ち着いてきたそうです。
そんな中いらして下さって本当にありがとうございます。
お嫁さんの方は、成人式に誂えた振袖の袖を短くしたいという事でしたが、とても気に入っている振袖で袖を着るのが本当に惜しいという思いが伝わってきました。
今、これだけ自分の着物を愛して袖を切ることに名残を惜しんでいる若い人がいると思うとうれしくなります。
袖丈も1尺5寸と少し長め、丸みも2寸と少し大きめにお直しさせていただくことになりました。
これからは訪問着となって、今まで以上にお召しになれる機会が多くなると思います。
裁ち落とした方の生地でも何か作りたいとおっしゃっておられましたので、本当に愛着があったのでしょう。

もしかしたら、お宮参りでお召しになるかもしれないという事なので、このお着物も喜んでいると思います。
愛してくれる持ち主の手元にあるというのは、見ていても気持ちのいいものですね。