本日のお客様

本日のお客様 (羽織丈の仮縫いとご依頼)

目黒区のK様夫妻。
本日は、ご主人の羽織丈を決定していただく為にご足労いただきました。

羽織丈はこれと言って決まったものではなく、お好みで決めていただいてよいものです。
私も男性の羽織丈を考えるべく、落語家さんや歌舞伎役者の方々の画像をこまめにチェックしておりました。
すると、なんとなくですが傾向が見えてきました。
職業でお召しになっている方は短め、趣味でお召しになっている方は長めの傾向があるように思います。

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用意しておいた羽織を羽織っていただき、丈を決めていきます。
最近は長い丈が多いですが、K様は短めをご希望。
羽織(コートも)は短めですとカジュアル、長めですとエレガントな印象になります。
K様はスーツを仕立てる際にも、ジャケットの丈は短くなさるそうです。
ジャケットも流行りがあるものですが、今は”肩幅を狭く”というのが主流なのだそうです。
「そのイメージで短めが好みなのかも。」とおっしゃっておりました。

洋服の流行りは早いので後々写真を見ると、「こんな時代もあったね~。」なんて、思わず笑ってしまう事もあるものです。
ですが、「それも楽しいですよね。」というお話で盛り上がりました。

本日お持ちいただいた紗羽織の丈はこの寸法でお仕立てさせていただきます。