本日のお客様

本日のお客様 (日本画家 木村浩之様)

本日は男性のお客様。
浴衣のお仕立をご依頼です。

さて、頂いたお名刺には、高々と脚を挙げ四股を踏む力士の姿が描かれており
“日本画家 木村浩之”
とあります。
その力士の絵に興味津々で、また色々と聞いてしまいました(笑)
世田谷に越してくる前は、江東区の森下に住んでおりましたので、徒歩圏内には北の湖部屋、尾車部屋、錣山部屋などがあり、お相撲さんにも街中で度々出会っておりました。
すれ違うと鬢付け油の何とも言えずいい香りがしたものです。
そういえば、鬢付け油の原料は椿油か何かだと思っておりましたが木蝋に香料を入れて作るものなのだと最近知りました。
相撲用の鬢付け油を製造するところも東京には1件のみなのだそうです。
浴衣のお仕立ての話をしなくてはいけないと思いつつ、またしてもお客様のお話を色々と聞いてしまいました。

本題の浴衣ですが、阿武松部屋の親方がデザインされた反物だそうです。
土俵をモチーフに描かれたというデザインは、何とも言えず可愛らしい。
出来上りましたら『きものLabo』でもご紹介したいと思っております。

日本画家 木村浩之さんのWebサイト
取り組みの緊迫した1場面から愛らしい相撲人形まで、その場面場面の情景が伝わってくる作品です。