本日のお客様

本日のお客様 (裄の長さについて+乳下がり直し)

雨の降る中お着物でいらして下さったN様です。
何の写真かと言いますと、裄の長さと実寸の違いを自ら証明してくださいました。
「写真撮ってブログに載せて!」と自ら志願してくださったのです。
N様は身長が168㎝と女性では大きい方です。
このくらいの身長になると裄は1尺8寸5分(約70㎝)欲しいと言われる方が殆どなのですが、N様は1尺8寸(約68㎝)でお仕立てしています。
N様の裄の実寸は1尺9寸3分(約73㎝)程ありますが、1尺8寸で小さく感じられないのはなぜでしょう。

皆様も試してほしいのですが、衣紋をきちんと抜いてお召しになると裄の長さが変わります。
お着物を始めたばかりの頃は衣紋を上手く抜く事が出来ないかもしれませんが、下着からの着付け(特に長襦袢)をきちんと行う事できれいに衣紋を抜く事が出来ます。
裄が長いと確実に身幅も広くなってしまいます。
胸回りがいつも余ってしまうという方は違いを試してみてほしいと思っています。

そんなN様は乳下がり直しの羽織を数点もってきてくださいました。
そういったお直しももちろん受け付けております。