日本の伝統・文化

菅原伝授手習鑑@歌舞伎座

三月大歌舞伎、昼の部を母と観に行ってきました。

昼の演目は菅原伝授手習鑑の【加茂堤】【筆法伝授】【道明寺】の3幕。
どちらかと言えば観る方にも知識が求められる難しい演目です。
『内容が難しい=つまらない』訳ではないのですが、客席も空席が目立ちました。
聞いた話によると、仁左衛門さんはこの役をなさるのはもう最後かもしれないという・・・
真偽の程は分かりませんが、益々見ておいてよかったと思います。
何人かのお客様にも何人か話したところ、観たいけれど観に行けない!という声も聞かれました。

今回、染五郎さんを観るのも久しぶりでしたが、久々の染五郎さんに感動!
坂東三津五郎さんもお亡くなりになり、贔屓の役者がいつでも観れるという事は決して無いのだと痛感しました。
この世代の方々が次世代の歌舞伎を担う世代です。本当に盛り上げていってほしいと思っております。

歌舞伎は25日間休み無しの過酷なお仕事だというお話をされている方もいらっしゃいましたが、私の父と同年代の方々だと考えると、父には絶対に無理だろうなと思う次第です(苦笑)
もう少し、勤務体制を変えられたらいいのではないでしょうか。曜日ごとに配役を変えるとか、色々方法はあると思います。

菅原伝授手習鑑のあらすじ→文化デジタルライブラリー