日本の伝統・文化

老舗とは

“花いけバトル”というイベントが開催されているニュースがありました。
制限時間内に同じ花器、同じ花を使い二人のバトラーが花をいけていき、より多くの観客の支持を得た方が勝者。
出場している方は、有名なお花屋さんや華人の方々です。
ニュースで見たのは京都の東寺で開催された映像が流れておりましたが、東京でも開催されている模様。

もう一つ。
唐紙で有名な京都唐長。こちらはBSの番組で拝見。
今の当主は12代目だそうですが、唐紙の需要は年々減っていき、今京都で唐紙を扱う唯一のお店。
というのも唐長は国宝でもある神社仏閣の唐紙を扱い、倒産することが許されないのだそうです。

どちらのナレーションでも言っていた事が
『和室の減少により、需要が削減。』
お花も唐紙も和室ありきなのでしょうか。

そして、もう一つ。
江戸時代から続く京都の漬物屋さんのお話。
今の時代に合う漬物を開発し続けていると当主は話されておりました。
江戸時代に作られていた漬物は、はっきり言って現代人の口には合わないそうです。
今の時代に合う物を開発していかないと、いつまでも時代遅れの物を作り続けていく事になると・・・

いかにも”和”という事柄は”洋”と上手くコラボレーションする事が鍵なのかもしれません。
老舗の当主であるとともに、クリエイターでなければ生き延びていけないのでしょう。

漬物屋さんのナスのワイン漬はとても美味しそうでした。
確かに江戸時代にワイン漬けはないでしょうし・・・