日常生活

着物の日

お客様二人と連れ立って銀座へ着物巡りをしてきました。

まずは松屋銀座で行われた『白洲正子ときもの展』。
展示されていたお着物は、普段着、能衣装、時代着物と多岐にわたっておりましたが、私としては普段着の紬や更紗の帯に心ひかれました。
格子の紬に縞の帯など、言葉にしてしまうと何とも味気ない取り合わせですが現代の物とは色合いや糸味が違います。
現在と何が違うのかというと、蚕が違うという事、(その前に)蚕が食べている物が違うなど今となってはもう取り戻せない物なのだと思います。

私も沢山着物を持っているわけではありませんが、良い物を少しずつ集めていければよいな再確認いたしました。
豪華なお着物より、素朴な美しさに惹かれます。

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白洲正子展の後、灯屋2オーナーの渋谷さん、森さんと合流し懐かしの対面を果たし(笑)総勢5名で串揚げランチへ。

灯屋スタッフと行動する時はいつもそうなのですが、次の予定の映画まで時間が無く着物姿で若干走りながら向かいます。
これも懐かしい感じ(苦笑)

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白洲正子展を見終わった後、ランチを終えシネマ歌舞伎『阿古屋』を見に行きました。
今この役を演じられるのは玉三郎さんだけだという事ですが、私は実際の舞台を観に行っています。
琴、三味線、胡弓を自然に演奏する玉三郎さんはとても美しかったことを覚えています。
映画ではお芝居だけでなく、普段は見られない裏方の様子も描かれておりましたが、実際の舞台を見ていた者にとってはもう少し裏方の様子が見たかったというのが本音です。
やはり舞台はライブで見るに限ります。

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その後、灯屋2銀座店、銀座うとうとさんと年始の挨拶を兼ねてお伺いいたしました。

今日は着物尽くしの1日となりました。