着物関係

余り布の使い道

胴裏の余り布って皆さまどうされてますか?
洗張りしたものの使えなかった胴裏など、着物を仕立てていくうちに結構出てきてしまうものですよね。

このアイデアはとってもいいなと思ってご紹介させていただきます。
お客様から頂いたのですが、胴裏の余り布で『きもの枕』を作っているのだそう。

自分で使うものですし、とっても簡単に作れます。
皆さまも是非作ってみてください!

和装文化研究所 きもの研究所

お客様より面白そうなテーマの講演のお知らせをいただきました。
当日、私は先約があり参加できないのですが、是非とも拝聴したいテーマです。

予約不要だそうですので、ご興味のある方は足を運んでみてください。

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テーマ 「型染のルーツ」
      着物の基本的な技法である小紋や長板中形のルーツを和更紗の中に探る。

講師  増井一平氏(型彫り師、型染研究家)
    http://www.epic-co.net/06/gallery/gall_2010_2.html
日時  平成28年12月3日(土)午後1時半~3時半
 会場  文化学園大学 A051 教室
 主催  文化学園大学和装文化研究所

しむらのいろ展@東京美術倶楽部

芝にある東京美術倶楽部で開催されたしむらのいろ展を観に行ってきました。
約50点程の展示でしたが、草木染めの美しさを堪能しました。
糸から発色する色は美しい光沢に輝き、絣の微妙な暈しがさらに美しいグラデーションとなって見えました。
近くで見たり、遠くで見たりでもまた違う。

着物は飾る物ではなく、やはり人が着て美しさが出る物です。
ですが、これを着こなせる人はなかなかいないかもしれませんね・・・

『花鳥風月堂』と檀れいさんの着物姿

金曜の夜に放送と言う事で出かけている確率が多く(笑)なかなか見れない番組。
NHK教育テレビで放映中花鳥風月堂
番組の内容は日本の古典芸能である“能・狂言・歌舞伎”を檀れいさんがドラマ仕立で分かりやすく解説してくれるという物。
特に“能・狂言”というどちらかというとちょっととっつきにくい内容のものが、この番組によって「観てみようかな。」と思うきっかけになると良いですね。
番組の内容もさることながら、私を含め檀れいさんの着物姿をお目当てに見ている方も多いのではないのでしょうか。
番組HPで着物姿をチェックできるのを発見。番組を見逃しても檀れいさんの着物姿はチェックできます。

悉皆屋さんから学んだ仕事術

先日、いつもお世話になっている悉皆屋さんとお話しをする機会がありまして、その時におっしゃっていた印象的な事がありました。
「シミ抜き屋さんにも、シミの得意分野、不得意分野があってそれを見極めて出すのが難しい。性格もあるけれど職人気質になりすぎて、“こんな仕事引き受けない”と言われてしまう事もある。」と、深~いお言葉。
仕事って最終的にはその人の人柄や、人間関係を上手くもっていける人が“仕事のできる人”なのではないでしょうか。
悉皆屋さんに限らず、実はどれだけ良い関係性の人のご縁を沢山持っているかに関わってくるのではないかと。そう思うと、いかに普段の生活の中でより良い人間関係を作っていけるかが重要なのだと思わざるを得ません。

大至急の仕事が来た時こそ心を落ち着かせて仕事をしないと逆に大惨事になってしまう事もあるとおっしゃっていました。
本当は急ぎの仕事なんてしたくないし、ましてや休日返上なんて誰でもしたくはない物。
けれども『この人に頼まれたら断れないなぁ。』という関係性を作る事が1番大事な仕事なのかもしれないですね。めんどくさいとかわずらわしいなんて思う人にはいい仕事なんて出来ないし、仕事もいつかは来なくなってしまうでしょう。
1日で人間関係が出来上がる事なんて無いですから・・・そういう努力は惜しみなくしなくてはいけないと心に刻み込んだ日になりました。
そして、エンドユーザー(お客様)と接する事が重要だと再確認の日になりました。お客様と接していないと、お客様が何を求めているか分からなくなってしまう事があります。自己満足の仕事になってはいけません。(※個人的見解です。)
日々の生活の中で教えられる事、沢山あります。

お客様と打ち合わせランチ

本日は、お客様と私がお仕立したお着物の着姿を見ながら気になるところをご相談して頂くという打ち合わせを兼ねてのランチ。小伝馬町のお目当てのお店がお休みだったというアクシデントがあり、急遽“コレド室町”に変更。

今回ご相談の木綿のお着物。絹物に無い“ごわつき”もあるので、今までと同じ寸法にお仕立してもやはり着用感は違う物です。絹物ではあまりでないシワも大きく出てしまうそう。
・背縫いのごわつき(縞の間隔を合わせるために背縫いを多く縫った為)
・肩にでるシワ
・抱巾について
今回の調整点はこの3点です。
もう少しラニングして頂いてからお直しさせていただこうと思います。

お客様とお話しするだけでなく“着姿”をじかに見るという事はとても大切な事。言葉だけでは伝わらない事を目で見て“一緒に考える”という事が大切だと思います。和裁士としてはアドバイザー的な意見を申し上げるという形が好ましいのではないでしょうか。どちらかの一方的な意見で出来上がったものではなく、最終的にお召しになった方の着心地が良くなくては意味がありません。

食事と共に、お直しのお話から、今の世情の話まで話は尽きません。
『店主が販売する商品に愛情が無ければそのお店は続かない!』という話まで(笑)でも確かにそうなのです。
話は弾みあっという間の2時間。
そして手土産まで頂いてしまってありがとうございます。お野菜と、とってもかわいいクッキーまで!→十勝菓子工房 菓音KANON

さて、家から日本橋まで歩いて来た私は、やはり徒歩で帰路につきます。
途中、人形町にある生活雑貨 スロウに立ち寄る。今日はお香とポストカードを購入。

これからは日本橋まで気分転換にお散歩に行こうかな。自転車なら10分程度の距離です。
いつもながら隅田川を渡る時は気持ちが良いです。今日は暑くもなく寒くもなく本当に心地よい風が吹いておりました。

『花邑の帯あそび』展

新宿伊勢丹7F呉服売り場にて開催中の花邑の帯あそび展に行ってきました。
花邑店主、杉江さんとは歳が離れていても(笑)仲良くお付き合いさせていただいてます。
伊勢丹で展示会なんてすご~い!でも、杉江さんの人柄のなせる技だと思います。
来月も催事があるそうで、相変わらず忙しそう。それが終わったらお食事に行きましょう!と約束して・・・。

本日購入の帯留。木の実にも見えますが、花びらと書いてあるので花びらなのかな?どっちにしてもかわいいです。

花邑の帯あそび 5月9日(月)~17日(火) 
14日(土)、14時~スタイリスト秋月洋子氏とのトークショー
新宿伊勢丹7F 呉服売り場にて開催
催事中は店主の杉江さんは毎日売り場にいらっしゃるそうです。

色見本として使っています

結局、PC関係の本が必要になり本屋さんへ。
素人には難しい世界です。暗号と戦っているみたい(涙)
どこの世界にもプロがいます、簡単にやってしまう人がいるんですよね・・・太刀打ちできないし、やたらと領域には入れません。

日本の伝統色 発売元PIE  International

さて、着物や八掛を別染めにしたいというお客様にお見せしている色見本代わりに使っている書籍があります。
以前はほかの物だったのですが、最近発売されたこちらの本は色と写真の説明などがとてもきれいなのです。着物などの写真もありますが本当に美しいです。色の名称も素敵です。
甕覗き、納戸色、洒落柿・・・想像力が豊かになりそうです。

そのほかの方法としては、お客様が染めたいお色のハギレを持ってきて頂くのが1番よい方法ですね。
染屋さんに直接お渡し出来ますので。

池田重子コレクション 日本のおしゃれ展

多くを語る必要はないですが、この世界の草分け、池田重子さん。楽しく見させていただきました。
それにしても昔の着物は小さくて、裄も短くてさぞや仕立やすかった事でしょう(笑)

日本のおしゃれ展←銀座 松屋にて1月17日まで開催中

最近のお買いもの (その1) そしてその後

11月は中々お出かけも出来ない状態でしたが、最後の最後にちょっとお買い物が出来ました。
日本刺繍をやっている飯島桃子さん(桃ちゃん)からDMを頂きまして『手の手仕事展Ⅲ』代官山ヒルサイドテラスまで行ってきました。
その当日も私が以前お仕立させていただいたお着物をお召しになっていてくれました。ありがとうございます。こちらの展示会はもう終わってしまいましたが、次回もまたお伺いさせていただきたいと思います。

さて、この日のお買いもの。
草木染めの半衿にビーズ刺繍をあしらった物と、真鍮のネックレス。
最近はお出かけが出来なかったせいか、買いまくってます(笑)
桃ちゃんの作品はいつか買いますからね~。

さて、その後。
新宿に戻り軽く夕飯を済ませ、またしても3丁目の『Bar CAVA CAVA』へ。
柿のカクテルって想像つきますか?この日はダークラムと合わせてのカクテルに。大変おいしゅうございました!