狂言

納涼茂山狂言祭2013@国立能楽堂

納涼茂山狂言祭2013を観に国立能楽堂まで行って参りました。
演目も『萩大名』『棒縛り』『妙音へのへの物語』という初心者向けの3演目。

『棒縛り』は先日歌舞伎で観たこともあり、比べてみるとなかなか面白い。
狂言は能楽堂で演じられるので、歌舞伎と比べれば会場も小さい。
必然的に狂言の方が動きもコンパクト。
狂言は演者の歩く距離や演者の動作で場面転換をしている。
舞台セットも殆どないあの小さな空間が、いつの間にか場面が変わっているのである。
なにせセットが無いので全て自分で表現しなくてはならない。
扉を開ける動作に「ガラガラガラ。」と自分で擬音をつけるのも面白い。

歌舞伎は演者が舞台を大きく動き回るし、お囃子も大人数。
私の中では、歌舞伎の『棒縛り』は舞踊、狂言はお噺、という感じでしょうか。

狂言は何かと深く考えるよりも『笑劇』なのです。
観に行くとっかかりとしては行きやすいのではないでしょうか。
また、機会があれば是非行ってみようと思っております。