仕事の話

まとめ買い

前回、糸1色の為に新宿まで出かけると書きましたが、オカダヤのセールが始まりましたので再度新宿へ。
絹糸も決して安くはありませんのでこの時とばかりにまとめ買い。
写真は一部ですが、結構買います!

困ったこと

絹糸を購入できる手芸用品店が激減している。
手芸用品店といっても絹糸が置いてある店舗は更に少ない。
絹糸があったとしても色揃えがものすごく限られていたりするので、糸を購入する時は新宿のオカダヤまでお出かけになってしまいます。

そういう訳で今日も1色の為に新宿まで出かけてきました。
糸を購入後、小田急デパートの伊東屋と、同じフロアにある本屋さんに立ち寄る。
本屋さんはStory Storyという、本、雑貨、カフェの複合型施設に昨年からリニューアルしていたのは知っていたのですが、立ち寄るのは今日が初めて。
もう少し時間があればゆっくりと回りたかったのですが、後ろ髪をひかれつつ家路につく。
祖師ヶ谷大蔵について更に夕飯のお買い物と、糸1色がおよそ4時間のお出かけに・・・
糸を買うだけでも計画性がかなり必要だと痛感した1日となりました。

品川へ

仕事帰りに、あくあ屋さん宅へ。
あくあ屋さん宅へお伺いするのは引っ越しをされた約2年前なので2年ぶりと言う事になります。
以前は昼間のご訪問だったのですが、今日は夜という事と2年前の記憶をたどりながらの訪問なのでちょっと道に迷う(苦笑)

お食事をしつつ、お着物の話などなど。
やはり譲り受けた物などのお直しをどうするかというお話が多いですね。
中には誂えたのに寸法が合っていないとは悲しいお話・・・
こういう事には大いにクレームを言って良いと思いますが、採寸したのが着付け教室の先生となると話は別。
そのお着物は着倒して、洗張をしてまた改めてマイサイズに直した方が良いですねと。
スムーズにお仕立てを頼める仕立屋さんの重要性を改めて実感。

話は変わって、あくあ屋さんのお住まいは品川区。
近くには仙台坂、ゆうれい坂など坂道が多い。
その中でなんで突然、ゼームス坂という外人的な名前の坂があるのか、と言う話に。
ゼームス坂の由来はこんな話です。
最後は海に入る品川のお祭りの話も出ましたが、あくあ屋さんも地元っ子ではないので、そういう話は品川出身の知り合いに今度聞いてみよう!

和裁士の役割とは・・・

今日は午後7時にお仕事帰りにピックアップによって下さいました。
お忙しい所ありがとうございます。
大島1枚と羽織1枚のお仕立です。
飛び込みでピックアップに伺いたいというメールでしたが、出来るだけ対応したいと思っています。

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知り合いの、着付け師あくあ屋さんのお誘いを受け、今度の土曜の夜にいろんな方のお着物のご相談にお伺いさせて頂く事になりました。
堅苦しい物ではなく、お食事をしながらのお着物の相談会と言う感じ。
いろんな方のお役に立てればと思います。
皆様、酒豪らしいのでそれも楽しみです!

仕立てのHPを開設して思う事。
皆様、本当に相談できる和裁士さんを探していらっしゃると言う事。
白洲正子さんの本にも書いてありましたが、職人さんと話すのは気が重い作業の一つと言っておりました。
ですが、それではいけません。
職人さんはお客様の目線に下がれるか、エンドユーザーに喜んでもらえるという事が本来の職人の喜びの筈です。
手前みそですが、私はそれを目指しております。

寒いですね

この所、東京の最高気温は10℃を超えず、今日も6℃という寒さ。
寒いのは我慢できるのですが、仕事上、指がかじかんでしまうと仕事がはかどりません。
朝、暖房を付けて体が温まるまで小一時間の辛抱。
指が動き始めると、仕事の進み方が全く違います。
本当に体が道具であるとつくづく感じます。

寒さはこれからが本番です。
皆様もお体ご自愛ください。

年の瀬ですね

今日はお客様のから送って頂いたお着物の荷ほどきと、発送などを済ませる。
出来上がりのメールをしたり、梱包などもを済ますと午後3時近い。
これから今日のお仕立に入る。

年末になり気持ちも焦るけれど、焦らず急ぐ事が大切。
これも修業時代に学んだ事。

今年も残す所あと10日程、今年もあと少しです!

お爺様からお嬢様へ

最近は寒かったり温かかったり、着る物にもちょっと困ります。
今年は今頃になって衣替えです。

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本日はピックアップのお客様。
お母様とお嬢様でいらっしゃいました。
明日15日がお誕生日で、ギリギリ間に合いました。
お仕立物は大島のアンサンブル、長襦袢、そして単衣の合計4枚。
いずれもお爺様から譲られた物だそう。
なので全て男物なのですが、女物にお仕立。
男物なので襦袢の柄などは男らしいですが気にされる事はないと思います。
それよりもこうして受け継いでお召しになるという事の方が大切ですよね。

試着して頂いて寸法もぴったり。やはり今までお召しになっていたお着物は寸法が大きいのだそう・・・
お嬢様のうれしそうなお顔で私もホッとしました。
明日のお誕生日に皆様でお食事をされるそうでその時にお召しになるそうです。
今日も家に帰ったらお爺様にお見せすると嬉しそうでした。

最後になりましたがお誕生日おめでとうございます。

お客様と打ち合わせランチ

本日は、お客様と私がお仕立したお着物の着姿を見ながら気になるところをご相談して頂くという打ち合わせを兼ねてのランチ。小伝馬町のお目当てのお店がお休みだったというアクシデントがあり、急遽“コレド室町”に変更。

今回ご相談の木綿のお着物。絹物に無い“ごわつき”もあるので、今までと同じ寸法にお仕立してもやはり着用感は違う物です。絹物ではあまりでないシワも大きく出てしまうそう。
・背縫いのごわつき(縞の間隔を合わせるために背縫いを多く縫った為)
・肩にでるシワ
・抱巾について
今回の調整点はこの3点です。
もう少しラニングして頂いてからお直しさせていただこうと思います。

お客様とお話しするだけでなく“着姿”をじかに見るという事はとても大切な事。言葉だけでは伝わらない事を目で見て“一緒に考える”という事が大切だと思います。和裁士としてはアドバイザー的な意見を申し上げるという形が好ましいのではないでしょうか。どちらかの一方的な意見で出来上がったものではなく、最終的にお召しになった方の着心地が良くなくては意味がありません。

食事と共に、お直しのお話から、今の世情の話まで話は尽きません。
『店主が販売する商品に愛情が無ければそのお店は続かない!』という話まで(笑)でも確かにそうなのです。
話は弾みあっという間の2時間。
そして手土産まで頂いてしまってありがとうございます。お野菜と、とってもかわいいクッキーまで!→十勝菓子工房 菓音KANON

さて、家から日本橋まで歩いて来た私は、やはり徒歩で帰路につきます。
途中、人形町にある生活雑貨 スロウに立ち寄る。今日はお香とポストカードを購入。

これからは日本橋まで気分転換にお散歩に行こうかな。自転車なら10分程度の距離です。
いつもながら隅田川を渡る時は気持ちが良いです。今日は暑くもなく寒くもなく本当に心地よい風が吹いておりました。

銀ブラな1日

久々の美容院。毎回同じスパンで通っているのですが今回はすごい髪が伸びた気がする。
そういう話を美容師さんとしたら、今の時期は同じ事を言う方が多いそう。春は木の芽時で髪も伸びるんですかね・・・

今日は遅いお昼を前回は行けなかった、HIGASHIYAにて頂く。
その後、銀座をブラブラ。色んなお店を歩いて回るだけでとっても楽しい!
最近はちょっと仕事ずくめだったので、色んなものを見て回って刺激を受ける。家にずっといてもリフレッシュは出来ないなと実感。
今日のヒットeva soloの卓上コンロ。
eva soloはデンマークのブランドですが、自分の中で『いいな』と思う物は北欧の物が多い。シンプルな形と使い勝手は冬が長い北欧の人々が屋内での生活を快適に過ごす為に生み出された物。やはり生活の中から生み出され、歴史を伴う物には説得力がある。
でも本当に買いたいコンロは合羽橋で見つけた耐火レンガ製炭火床。両者共、屋内で使用するには厳しそうだが購入した際はベランダで使おうと思っている。まずは鮎の塩焼きですかね。
耐火性レンガ製炭火床を販売してる“浅釜商店”のブランドコンセプト。

最近、「ブログ見てます!」と言われる事が多くとてもありがたく思っています。恥ずかしいのもちょっとありますが着物の話とは別に私のキャラクターを分かってほしいと思って始めた物なので、仕立てを依頼して頂く時の1つの参考に(?)してください。

色見本として使っています

結局、PC関係の本が必要になり本屋さんへ。
素人には難しい世界です。暗号と戦っているみたい(涙)
どこの世界にもプロがいます、簡単にやってしまう人がいるんですよね・・・太刀打ちできないし、やたらと領域には入れません。

日本の伝統色 発売元PIE  International

さて、着物や八掛を別染めにしたいというお客様にお見せしている色見本代わりに使っている書籍があります。
以前はほかの物だったのですが、最近発売されたこちらの本は色と写真の説明などがとてもきれいなのです。着物などの写真もありますが本当に美しいです。色の名称も素敵です。
甕覗き、納戸色、洒落柿・・・想像力が豊かになりそうです。

そのほかの方法としては、お客様が染めたいお色のハギレを持ってきて頂くのが1番よい方法ですね。
染屋さんに直接お渡し出来ますので。