旅行記

モンサンミッシェル

モンサンミッシェルはパリから途中休憩をはさんでバスで4、5時間。
おなじみの風景と共に迎えてくれました。

かつては海に浮かぶ孤島でしたが、地続きの道路が建設された今では海に浮かぶという名称はあまりそぐわない景観になってきてしまったようです。

【モンサンミッシェルについて】 ※ウィキペディアより抜粋
ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られる。潮の満ち引きの差は15メートル以上ある。このため、湾の南東部に位置する修道院が築かれた岩でできた小島はかつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた。島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと記されている。最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後といわれており、引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあった。

モンサンミッシェルには様々な建築様式が取り入れられ、主なものにロマネスク様式とゴシック様式があります。
上記画像はロマネスク様式。
簡単に言うと半アーチ型の窓に厚い壁で造られています。

下記画像はゴシック様式。
ロケット型アーチの窓に外側に突き出た柱(主に怪物の形態)は、単なる装飾ではないのです。
突き出た柱が建物にかかる力を外に逃がしているそうで、壁の厚さも薄くなり、開口部が大きく取れるようになったそうです。

ロマネスク様式では建物の中にいた怪物が、ゴシック様式では外に出されてしまったそうです。
時代の変遷がよくわかります。

引き潮の時にはガイド付きで干潟を渡れるツアーがあります。
画像の下の方にぽつりと見える点は、実は人間。
昔の巡礼者のように干潟を渡ってモンサンミッシェルを目指してみるのも良いですね。

ジベルニー(モネの住んだ村)

ベルギーからはタリス高速鉄道にて移動。
タリスはフランス・ベルギー・オランダ・ドイツの4カ国を結ぶ高速列車です。
今、ヨーロッパではシェンゲン協定により、国境検査による入国はありません。ですから、東京から福岡まで新幹線で移動するような気軽さがあります。
通貨もユーロですし、大きな多民族国家のような感じがします。

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さて、楽しみの1つだったジベルニー観光。
ここはモネが住んだ家として有名です。
モネが住み始めたころは、海外からか取り寄せた樹木や変わった花を植え、川を引き込み家を作ったモネを変わり者だというような扱いを村人はしていたそうです。
ですが、今ではモネのおかげでこの村は潤っているのですから、なんとも言えないですね。

モネは絵を描く為に、光をとても重視していたので、午前中しか絵を描くことはしなかったそうです。
晩年は、老いと白内障の為に視力がおち、有名な睡蓮の絵も歳を重ねる毎に暗く、輪郭も殆どわからないくらいに重くなっていくのです。
明るい爽やかな睡蓮の絵もあれば、重い絵があるのもそのためです。
ですが、彼は肉眼で描くということを信念に筆を下すまで肉眼で描いたそうです。

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パリ市内のオランジェリー美術館にはモネが国に寄贈した睡蓮の絵が8点展示されています。
楕円形の室内に4点ずつ飾られた睡蓮。
青年期もあれば晩年に描かれたものもあります。
ここに飾られている睡蓮は、モネの遺言通りガラスケースに入れられることなく、展示されています。
これも光に固執したモネらしい遺言です。

もし、睡蓮の絵を見たいという方、是非ジベルニーを見てからオランジェリー美術館に行くことをお勧めしたいです。
絵を見る印象が変わるはずです。

ベルギー(ブルージュ編)

  

ブリュッセル南駅から1時間ほど,世界遺産の街ブルージュへ。
ブルージュは中世の街並みがそのままに残されています。
街中に運河が張りめぐらされ、まさに水の都と呼ぶにふさわしい街です。

白鳥はブルージュのマスコット的存在。

かわいらしい街並みの中にも、年月を重ねてできた風格が街の威厳となって表れています。
おとぎの国のような街並みを、いつまでも歩いていたくなる気分になります。

街は観光地ですので、ショップが立ち並んでいますが、ベルギーと言えばチョコレートというくらい、チョコレートショップが多いのです。
私もご多分にもれず、チョコレートを購入。
パッケージのかわいさと言ったら、日本とは比べ物にならないくらい可愛らしく、お店ごとに少しずつ違うので1件1件(かなり時間をかけて)迷っていました(笑)

【ブルージュの街並み】

・聖母教会

・鐘楼

【食事編】
ニシンの酢漬け、ウサギのビール煮込み(左奥)、どれも名物。どれも美味しい。
ウサギの煮込みはダークチェリーが入り、甘く煮込んであります。
ジビエ料理は果物と相性が良いのですね。
そしてベルギーは毎食ポテトフライがつきます。日本のお米のような感じなのでしょうか、これだけでおなか一杯になってしまうので、申し訳ないですがポテトは残してメインディッシュをいただきました。

美味しい食事をいただくと、それだけで元気になるから不思議です。

次回はフランスです!

ベルギー (ブリュッセル)編

梅雨の日本を抜け出し、灯屋2の社員旅行でヨーロッパ4か国を巡る旅に行ってきました。

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飛行機の窓からはユーラシア大陸の(多分)一番上の海岸線が見えます。
湿地帯のような沼地が広がり、民家は見当たらない。
人の手が加わっていない自然の形は全て曲線である。上空からの眺めはとても美しく、圧倒されます。

最初に目指す国はベルギーのブリュッセル。
それにしても寒いっ!
6月中旬だったので、日本の4月くらいの気候を想像していたのですが、3月くらいの気温でしょうか。
持ってきた洋服のありったけを着込むことになるとは・・・

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ブリュッセルでの目的の1つ、蚤の市。
予約したホテルは、蚤の市が開かれるジュドバル広場の目の前。朝の暗いうちから色々覗けるというわけです。

朝というか、前日の夜からトレーラーに荷物を載せて集まってくる業者の方々。聞けば、ヨーロッパ各地の蚤の市を回っているそうで、毎日異なるお店が出店しています。
気に入ったものがあったら、今日中に買わないと明日はもう買えないかもしれないのです。
物との出会いも一期一会。
そうは言っても、この中から自分の気に入った物を探し出すのは至難の業です。
『買う気!』で臨まないと、なかなか目に入ってこないもの。
幼少の頃、四ッ葉のクローバーを探した江戸川の土手を思い出しました(笑)

蚤の市散策の合間に、ホテルでコーヒーも飲めます。
ホテルのレストランもいい味だしてます。

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それにしても、石畳の道と街並みと、何とも言えないのですが、街の湿度(空気感)とでもいうのでしょうか、実際に街に来てみないとわからないものです。
いくら写真やテレビの画像が高密度になった時代でも、その場所に来ないとわからないものがあります。

今回お店には入りませんでしたが、骨董品のお店が並ぶサブロン広場周辺もとても面白く、ショーウインドウを覗いている楽しくなります。ヨーロッパでは古い物をとても大切にしているのがよく分かります。

  

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そして、世界で一番美しいといわれるグランパレ広場。
1部、建物が補修中でしたがここも美しい広場です。

  

そしてグランパレ広場の近くにある、小便小僧もしっかり見てきました(笑)

【食事編】
グランパレから少し歩いたところに、名物の“ムール貝の白ワイン蒸し”を食べさせてくれるレストランがずらりと並ぶ通りがあります。
お鍋いっぱいに入ったムール貝。こちらの方々は一人で召し上がるそうです!
ムール貝も牡蠣と一緒で“Rのつく月”が旬なのだそう。今はシーズンオフだったので少し残念でしたが、それでも美味しくいただきました。

次回はベルギーのブリュージュです!!

美味しい景色と美味しい食べ物

旅行の楽しみと言ったら、美味しい物と美しい食べ物♪どちらも心の栄養です。

今回の旅行での楽しみの1つにペルセウス座流星群を長野の夜空で見よう!というテーマがあったのですが、あいにくの曇り空。満月に近いおぼろ月が見えるだけで残念ながら見えませんでした(涙)

帰りの車中で、ワイパーの意味が無いくらいのもの凄い豪雨に見舞われましたが今回も大満足して旅行を終える事が出来ました。
今度は戸隠神社をもっとゆっくり回ってみたいかな。
でも、もう行きたい所が実はあるんですけどね。

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NHK朝の連続テレビ小説のおひさまロケ地である信州。多分8月22日の週で、写真の中の川面とひまわり畑の風景が出てくると思います。
ちょっと楽しみ♪

@黒部ダム

1度は訪れたかった黒部ダム。
映画“黒部の太陽”を見て以来、この偉大な建造物を実際に見てみたかった。
人工的に造られた建造物ではあるが、間近で見るともの凄いプラントである。このプラントを作るにあたって殉職された方がおられる事を忘れてはならない。慰霊碑に手を合わせる方も少なくない。わたしも心の中で感謝をしつつ手を合わせる。
人間が自然をどうにかできる事は無いが、人類が造る物は人類の為にならなくてはいけないと心に刻みたい。

戸隠神社 奥社へ

奥社までの道のり、結構あります。約2キロと言う事ですが最後10分は登りと書いてある。神様に会いに行くのは容易ではないのだ。
途中で日が暮れない事を祈りつつ、奥社へ向かう。実際向ってみると参道の景色はそんな事考えさせない位、心癒される風景。
まさにもののけ姫の世界です。

        

奥社へ。
案内板に書いてあった通り、最後10分は登り階段。きつーい!
これを克服してこその参拝なのだろう。
見えてきた奥社は、中社、宝光社とは違いこじんまりと小さく山を見降ろしているという雰囲気。
周りには人はほとんどいない。逆にこの時間で良かったと思う。
清々しい空気と戸隠の山から見降ろす景色を満喫し、お参り。木のお札に願い事を書いて奉納。よろしくお願いします。

   

戸隠神社と言えば“天の岩戸伝説”
天照大神がお隠れになった天の岩戸の岩が飛んで落ちてきた所。(日本の真ん中と言われている。)大きな岩は見た所2つあったのですが、奥社に近い方がその岩なのでしょうか・・・と勝手に想像。
奥社にはその岩を投げ飛ばした天手力雄命が祀られている。
詳しくは戸隠神社HPをご覧になってください。

後日、戸隠神社のブログを拝見。
参拝者の方の多い事!行列しているのにびっくり!最近はパワースポットブームですからね。
参拝は日暮れ間近がお勧めです。帰りの参道ではキツツキの姿や、コマドリ、鶯のさえずりが聞こえてとてもよかったですよ。

+++おまけ+++
キツツキとでんでんむし。分かりづらいですが・・・

 

@戸隠神社

お盆前にちょっと小旅行へ行ってきました。
先月行った富山が気に入ってしまい、今回はあまり計画を立てずに富山と長野へ行こうと決めただけ。
車での旅、途中色々ありましたがそれも醍醐味。少しだけご紹介します。

【戸隠神社へ】  
近くに寄ったので突然行ってみようという事に。白馬から戸隠神社まで地図で見るとすごく近く感じたのになかなかの距離。そしてまたしても山道。前回の林道よりはマシでしたが・・・(笑)

お昼すぎに出発したのに着いたのは午後4時。かかりすぎでしょ~。
とにかく、日が暮れるまでに参拝したいと気が焦るが、戸隠神社の広さに焦る!とっても広~い!!Map参照これは1日コースではないか。
そう言ってもいられず、ショートカットでいけるとこまで行きましょう、と。

まず、宝光社。
最初から階段に驚かされる。日ごろの運動不足を今更悔やんでも仕方ない、当たり前だけれどこれを登らないと社殿へは行けないのだ!

  

次は中社へ。
中社脇にある小さな滝。ここの空気がとても良くて社殿と共にこちらも参拝。
ここで午後5時。社務所の方に奥社が閉まってしまうかどうか聞いてみると、閉まりはしないが夜は暗くて危険なので明日の参拝をお勧めします、との事。
けれど、ここまで来て引き返すのも・・・一か八かで行ってみよう!

  

奥社への道のりは明日に続く。

富山~東京へ 

今日は、この旅行の最終日。
富山から、岐阜、長野、愛知へ南下し中央高速で東京まで道のり。
途中で立ち寄りたい所は、“五箇山”
白川郷と同じく合掌造りの世界遺産に指定されています。

  

私としてはちょっと残念な点もあったのですが、昔の風景を想像しつつ心に焼きつけました。
世界遺産として登録されているのはどこからどこまでかはよく分からないのですが、移動途中の様々な景色の方が心に残ったかなぁ~。

最後は美しい夕陽と共に、食べて、飲んで、遊んでと満喫した旅行も終わります。来年の夏休みももっと色んな所に行きたいと思っております。また、ブログでご紹介したいと思いますので、よろしければお付き合いください!

富山 庄川で鮎釣り

今日は朝から鮎釣りの日。
小雨が降っていたのでどうかなと思っていたのですが、川付近についた時は晴れてきました!

富山県の砺波市を流れる庄川という清流。

まずは、オトリ屋さんへ行き情報収集。
おばさんに色々聞いていたらお店に来ていた地元の人たちが出てきてくれて、ここが良いとか、あそこが良いとか教えてくれる。ありがたいです。車を止められてトイレの近くと言う事で場所は決定。あとは釣れるのを待つだけ。

お昼から釣り始めて夕方まで。本日の釣果は鮎15匹程。と言うと聞こえは良いが、とてもミニサイズ(笑)串焼きに出来無さそうなかわいい感じ。天ぷらにするしかないかなぁ。

事前に調べてあった“鮎の持ち込み調理OK”の居酒屋さんで調理してもらう事に。
「天ぷらサイズですかねぇ?」と恐る恐る聞いてみると、「串焼きに出来ますよ。」とうれしいお答え。

で、こちら↓

余りにも小さいので、鮎にズームインしてみました(笑)
でも味は良いですよ~。

ここではサクッとつまんで、またラーメンでもと言う事になったのですが、そのラーメン屋さんの隣の小料理屋さんに“飲んだ後のお蕎麦だけでもどうぞ”という看板を見つけ、急遽そちらへ変更。
まぁ、お蕎麦だけというのもなんだし、白身魚の昆布〆を註文するも売り切れ。それではとお刺身の盛り合わせを注文する。「うちでは朝取れの魚しか使わないから、もうあんまり残ってないのよ~。でもサービスしとくから。」と女将さん。そして心づくしの刺身の盛り合わせ。でもこれが美味しい事!そしてサービスの魚の天ぷら。もちろん美味しい!
でも、これが本来の料理屋さんの姿だと思う。余ってしまうかもしれない物を大量に食材を買い込んだって鮮度は落ちていくばかり。それだったら、その日ハケるだけの食材を仕入れて、それ以上のお客様がきたら何かで埋め合わせする。
お客にしてみたって、美味しくない物を食べさせられるより、満足できる美味しい物を食べたい。
そして、〆のお蕎麦ももちろん美味しい!

帰り際、「冬は鰤しゃぶやってますか?」と聞いてみた。
「鰤は時価だし、状況を聞いた上で予約してくれたらありがたいです。」と良心的なお返事と共にお店の案内を渡してくれる。
冬に北陸で、本場の鰤しゃぶを食べる!という念願の夢が叶いそう。

今日もお食事に大満足の1日になってしまった。