お仕立物

波文様 小千谷縮

【江東区O様 波文様小千谷縮】

現代の小千谷縮は無地や縞が多いですが、ひと昔前の小千谷縮は柄物が多く、柄は大きめで季節感が全面に出ています。
着物に限らず、和菓子や伝統工芸品に至るまで、和の物には必ず季節感があります。
着ている人もそうですが、見ている側も季節感が味わえるのが和物の良い所ですね。
その時にしか味わえない楽しさに心惹かれるのは今も昔も同じなのではないでしょうか。

今回のお仕立物は、元々の寸法が小さく、後身頃と前身頃に接ぎを入れてお仕立ていたしました。
暑い夏を存分に楽しんでほしいと思います。