お仕立物

市松文様 銘仙紬

【世田谷区K様 市松文様 銘仙紬】

市松文様の銘仙紬です。
大正ロマンの代名詞の様にいわれる銘仙ですが、今も生産されています。
銘仙というとツルっとした感触を思い出しますが、時代が古いほど節が多くザラッとした感触の生地が多いと言います。
ツルっとした感触になってしまったのは、昔は屑繭、今は生糸を使っているからなのでしょう。

今回はお母様から頂いたという反物を袷仕立てにお仕立しました。
ココア色の様な表地でしたので、地味になりすぎない様に八掛は少し渋めの黄緑色をお付けしました。
どうぞ楽しんでいただきたいと思います。