お仕立物

明治期 色留袖

【中村かをる様 明治期 色留袖】

梅に鶯の色留袖。
今ではあまり見かけない、平絹の色留袖です。
現代の留袖は殆ど縮緬地が使用されていると思います。

今回は身丈が小さいという事で接ぎを入れてのお仕立となります。
きっと身長145センチ位の方がお召しになっていたのでしょう。
明治期のお着物だと思いますが、コンディションもよくお召しになるには待ったく問題はないのですが、接ぎを入れなければお召にはなれません。
接ぎ布は全て中村さんの方でご用意していただきました。
前後10センチ程度の接ぎを入れてお召になれるサイズとなりました。

新年会にお召しになったというのでとても華やかだったのではないでしょうか。
中村さんの装い

こうやって見てみると、接ぎがデザインとなっていて熨斗目のお着物の様にも見え、これはこれで素敵です。