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2020-03-16

ある日のお客様(着付け師採寸コース)

着付け師採寸コースにいらして頂きましたN様。

採寸の中でも大事なポイントとなる箇所が裄の長さです。
裄の長さは個人によってお好みの長さがありますが、私の方でのお薦めもあります。
N様は裄の長さもお好みがありましたのでそれを考慮して寸法を出しました。

・どういった感じでお召しになりたい
・お稽古事で着用する

などで少しずつ変えていきます。
もちろん、まだ何も決まっていないという方は私のお薦めとなります。

採寸というと、私が全て決めると思われている方が割といらっしゃるようですが
実際にはお好みを聞いて決めていきます。
ですので、色々とお着物をお召しになるシチュエーションなどをお話いただけるとそこがヒントになって実は決めていきやすいのです。

お話が脱線してしまう事もありますが、それも割と大切で
お客様が楽しくお話頂ける環境を作ることも採寸の成功のカギなのです。

下記の江戸小紋は道行コートにお仕立て直しとなりましたので、衿の空き具合を説明しているところです。
道行コートは衿の空き具合で見た目が変わりますし、既製品だとかなり大きく開いている場合があります。
特に小柄な方は注意が必要です。