2020-09-19
斜め縞の小紋
【世田谷区O様 斜め縞の小紋】
O様が初めていらして頂いた時のご相談は身幅でした。
とても細くて裄が長いO様はお着物がいつも大きく仕立て上がってきてしまい、着付けに苦労されているというお話でした。
呉服屋さんに相談して出来るだけ細く仕立てて頂いたお着物もやはり大きかったのだそうです。
寸法は着物の構造を理解していないとどうにもできません。
胸回りが大きいからと言ってそこだけピンポイントで細くする事ができるかというとそんな簡単なことではないのです。
さて、お仕立てのお話です。
O様はどちらかというと淡いトーンのお着物が多かったのですが、今回の斜め縞はお色は淡いですがいつものお着物とは違った柄を選ばれた様に思いました。
八掛は少しコントラストがつくように、濃いめの紫色を選ばれました。
斜めの縞は柄出しによって印象も変わります。
O様のご依頼ではお顔回りに紫色をあまり持ってこないでほしいというご希望がありましたので、なるべく白かピンク色が出るように柄出しをしました。
ご希望に添えるように努力しておりますので、ご依頼の際はご遠慮なくお知らせください。
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