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2022-02-13

お仕立て直しの時期について@着付け師採寸

着付け師採寸にいらして頂きましたI様。
頂き物のお着物が多いのでまずはご自身の寸法を確認し、出来るだけ寸法を合わせていきたいという事でした。

まず、ご自身がどこまで直してお召しになりたいのかにもよりますが
頂き物のお着物の場合は経年の年数も考慮してください。
2代前(祖父母時代)のお着物でしたら少なく見積もっても50年ほど前のお着物になります。

皆さま以外にご存じないのですが
『縫い糸が劣化する』
という事です。

・躾糸が付いている
・着用した形跡がない

は全く関係なく、縫い糸は劣化しています。
糸が劣化するという事は糸が解けて(切れて)くるという事です。
着用時に糸が解けてきてしまったらどうされますか?

全て同じ時期に縫われた縫い糸です。
お仕立て直しをして全ての糸を交換する事に意味があります。

お着物は寸法が小さくても大きくても、そこそこお召しになれます。
ただ、きれいにお召しになれるかは別問題です。

採寸をしてきちんとお直しをしよう!と思われたのですから
気に入っているお着物は手をかけてほしいなと思います。