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2019-08-26

ある日のお客様(訪問着のお直し)

いらして頂くのはお久しぶりです。
ボンジュールきもので着物着付け教室を主宰しておられます、あこやさん。
お会いするのは1年前位に、白金のお教室におじゃまして以来でしょうか。

今回は訪問着のお直しと麻の長襦袢のお直しでのご相談です。
黒地の訪問着をお召しになれる様にお直ししたいという事です。
あこやさんはお召しになるお洋服は黒が多いのですが、お着物で黒は持っていないのだそう。
いらして頂いた際も、黒地の麻のワンピースでした(笑)
「黒地のお着物は着方によって印象がだいぶ変わるので難しそう。」とも・・・

あこやさん、この日はお袖についている振り比翼にも興味津々のご様子。
留袖には比翼が付いていますが、こちらの振り比翼はアクセントで付けている要素が強いです。

着物に着なれてくると細々とした寸法が気になってくるものです。
「この着物はここの寸法はこうしてください。」
など、生地や柄によって細かく指定する方もいらっしゃいます。
あこやさんも襦袢の衿巾などきれいに、ピシッと決まる寸法をまだまだ模索中との事でした。

和裁士からは絶対に浮かばない様なアイデアもお客様から頂くこともあります。
お客様の頭の柔らかさには本当に驚かされます。

あこやさんはいつものやわらかい雰囲気で、この日も楽しいおしゃべりであっという間の楽しいお時間を過ごさせていただきました。