toggle
2022-08-16

芍薬とつがいの鳥の浴衣

【港区A様 芍薬とつがいの鳥の浴衣】

ヴェトナムを感じさせるような浴衣の柄です。

とても素敵な文様なのですが
注染で染められた浴衣は柄出しが一番難しいと思っています(笑)
約90センチで折り返された布地の上から染料を注いでゆきますので
柄が反転する部分が90センチごとに繰り返される訳です。

こちらの浴衣ですと
大きい枝の芍薬と小さい枝の芍薬で柄が反転しています。
この反転した部分をどこに持っていくのか毎回大いに悩みます・・・

まずは鳥の柄を上前の衽に出すと決めて
そこから上前身頃と順番に決めていったのですが
そう簡単に決まる訳でもなく、時間もかなりかかりました(笑)

最終的な配置はそんなに悪くないかなと思っています。

 

タグ: , ,