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2023-02-17

袋かぶりについて

時間の経過と共に『多少フクロになってしまう』のは仕方がない事だと思います。

ですが、八掛選びでかなり軽減出来るものなのです。

表地と裏地のつり合いが取れた状態のお着物。

フクロになってしまうお着物で1番多い組合わせが『表地が紬×八掛がパレスの八掛』の組み合わせです。

表地が縮まない生地×裏地が縮む生地が一番多いと思います。

表地が大島紬で八掛と胴裏が縮んでしまっています。
ここまでいってしまうとお仕立て直しが懸命です。
裏地全部が縮んでいるのにフクロ直しは身頃のみのお直しになり、お袖や衿は対象外になってしまうからです。

紬が縮まない生地なら、柔らか物と言われる生地が全て縮むのかというとそういう訳でもなく
綸子(りんず)生地は全く縮まなかったりするのです。

誂えやお仕立て直しをする場合
既製品の八掛で気に入ったお色が無いのであれば別染めでの注文もできます。
最初にかかる金額が少々高くなりますが出来るだけ表地と相性の良い裏地を付けてあげる事で後々にかかるであろうお直し代などがおさえられます。
断然コスパがよいと言えるのです。