2018-09-23
江戸小紋 大小霰
【目黒区O様 江戸小紋 大小霰】
中学校から茶道を習い始めたお嬢様用のお着物をお仕立てさせていただきました。
まずは、秋の学園祭にてお召しになるそうです。
採寸の為にいらして頂きましたが、バレエも週5回習われているそうで体は細くて手足が長い!
今は中学1年生なので、これから成長することも考慮して寸法を出しましたが、想定外に成長されたらお仕立て直しをしてくださいとお伝えしました(笑)
お袖は長めの1尺6寸(約60センチ)で丸みも2寸つけました。
最初から短いお袖にしてしまうと可愛らしさがなくなってしまいますが、お袖の微妙な長さが所作に影響すると長くお茶をされていた方からお伺いしたことがあります。
所作などで不都合が出るようでしたらいつでも短くできます。
お嬢様にお着物を誂えるという事は、今はなかなか無い事です。
私も七歳の七五三の時に近所の和裁士さんのお宅にお伺いして採寸をしてもらった事を今でも覚えています。
その時はなんとも思わなくても、自分が大人になった時の考え方や生き方に影響が出てくるものだと思います。
大それたことをしなくても、そういった体験の1つ1つが日本の文化であり、日本らしさなのだと思います。
そういう機会を与えていてくれた自分の両親にも感謝しなくてはいけないと改めて思いました。
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