2019-05-01
天皇家の装束
新しい令和の時代になりました。
自宅近くの神社にも『新しい御代をお祝いしましょう』と書かれたのぼりが立っておりました。
昭和から平成への御代替わりと違い、何十年に一度しかないこの時を祝賀ムードで迎えらるのはいいものですね。
上皇陛下になられた明仁様の退位、天皇陛下になられた徳仁様の即位までの一連の儀式も終わり
4日の一般参賀、10月には・即位正殿の儀・祝賀御列の儀(パレード)・饗宴の儀・総理大臣主催の晩餐会が執り行われます。
さて、私が気になったのは天皇陛下の装束と皇太子様の装束。
今回の儀式では退位された天皇陛下の『黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)』の着装しかありませんでしたが、皇太子様の装束も調べてみました。
天皇家が使用する色や文様には必ず意味があります。
天皇陛下(退位された上皇陛下)の装束は『黄櫨染御袍』。
櫨(はぜ)の樹皮と蘇芳から染められる。
太陽が一番高いところにある色とされている。
そして皇太子様(現在は不在)の装束は『黄丹袍(おうにのほう)』。
梔子(くちなし)と紅花で染められる。
日の出の太陽の色とされている。
皇太子様が昇る朝日で天皇陛下が一番高いところにある太陽を表しているのですね。
10月の即位正殿の儀は戴冠式にあたるものですので、皇室の方々が一同に会しての装束姿を拝見できそうです。