2019-10-04
竺仙謹製 麻の葉に向かい鶴
【杉並区H様 竺仙謹製 麻の葉に向かい鶴】
竺仙といえば浴衣を思い浮かべる方が多いと思いますが、染屋さんですのでお着物も扱っておられます。
一見、鶴がいるように見えませんがよく見ると麻の葉の中に抽象化した鶴が向かい合っています。
この様に細かい柄は糊付けが難しく素人には気が遠くなる作業ですが、職人さんはいとも簡単に3丈2尺以上(約12メートル)を一定のリズムで進めていきます。
職人さんは簡単そうにやっていますが、本当に難しい作業です。
感覚を身に着ける事は一朝一夕ではいきません。
H様は茶道をしておられますので、お茶のお席でお召しになるのだと思います。
こちらは八掛(別染め)と胴裏を京都浅見さんの物を『仕立屋 凛』でご用意いたしました。
浅見さんの裏地は強さに定評がありますので、お茶をされている方にはお薦めです。