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2019-11-30

名物裂と古渡更紗@静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館にて開催中の『名物裂と古渡更紗展』を夫と見に行ってきました。
世田谷区岡本にある静嘉堂文庫は自宅から車で15分ほど。
緑豊かな住宅街の中にありますが、昔はこの周りに建物はほぼなかったのではと推察します。
門扉から建物へと続くアプローチも、程よく気持ちが高揚する小径になっていて長閑な風景に心が癒されます。
途中の小川では鴨の群れに遭遇。
家の近所にこの様な景色がある事に少々感動しました。

小さな美術館ではありますが、単眼鏡を片手に見て回る熱心な愛好家の方の割とも多く、私たちも「持ってくればよかったね。」と小声でささやきました。
仕覆の様な小さな裂には必須アイテムでしたので、これから見に行かれる方は是非お持ちください。

どれも貴重な古裂の数々だと思うのですが、私の好みはインド更紗なのだなと実感。
日本の布にはない可憐さがある様に思います。

三菱財閥の一族である岩﨑彌之助、岩﨑小彌太が収集した美術品を展示していますが、中でも有名な物といえば曜変天目茶碗ではないでしょうか。
今回の古裂展の入り口に展示されているので、一番最初に見る事になります。
上から、横から、斜め下から舐める様に見てきました。
私の様な小さな手にもすっぽりと納まるような大きさの茶碗です。
これを薄暗いお茶室で見るとどのような感じになるのか、なんとなく想像しながら古裂展とを行ったり来たり。
さながら熊の様に会場をぐるぐる回っておりました。
拝観している人数もそれほど多くなく、心おきなく何度も見ることができます。

国宝である曜変天目茶碗ですが3碗あるうちの1碗を見ることができたので、これからの人生で残りの2つをいつか見たいなと思っています。