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2020-08-09

ある日のお客様(着付け師採寸コース)

7月に行いました着付け師採寸コース。
茶道をされていらっしゃるとの事で、それを基準に寸法を考えました。
正式にお着物をお召しになるのは年に何回かだそうですが
その何回かを『楽に』『きれいに』お召しになる為にも寸法が大事になってくるのです。

ご自身の中では上半身の胸回りが余ってしまうというお悩みでしたが
このお悩みの方が一番多いと言っても過言ではありません。
胸回りが余る理由は寸法の取り方にあります。
抱巾だけの問題ではなく、全体の問題です。

いつもの様に長襦袢をきれいに着つけていきます。

衣紋もきれいに抜いていきます。長襦袢を美しく着ることが非常に重要です。

途中途中でご説明を交えて要所の寸法を測っていきます。

襦袢の衿がきれいに決まっていれば、お着物の衣紋もきれいになるしかありません。

全体の着姿。

胸回りの生地が余っている感じも分かります。
帯の位置を確認していただいて終了となります。

着やすいだけでなく、着姿の美しさも大事です。
お召しになっていただいたお着物を目安に、お仕立物の寸法はこんな感じにしますとご説明させていただいております。