2020-11-04
オールドバティックの羽織
【中村かをる様 オールドバティックの羽織】
アンティーク好きの中村かをるさんからのご依頼で、オールドバティックで羽織をお仕立ていたしました。
普通に裁断してしまうと羽織がお仕立て出来ませんので、柄の配置や色の出方、接ぎの位置などを考えて裁断をしています。
もともとの生地の分量が少ないので裁断にはとても気を使います。
トゥンパル(ギザギザの文様)は後身頃に出る様に配置。
袖口側には朱赤を出し、全体のアクセントになる様にしました。
袖口の朱赤が有ると無いのとでは印象が全く違う物になってしまいます。
皆さまも羽織に出来るかどうか迷う事もあると思いますが、形になるととても嬉しいものですのでご遠慮なくご相談下さい。
6日から神楽坂フラスコにて開催される『きものものの2020』の制作の追い込みに入っていると思われます。
中村さんの作品を楽しみにしている方も多いですので、是非お出かけになってみてください。
タグ: アンティーク着物、ヴィンテージ着物, 外国布