2021-09-14
夏お召し
【港区S様 夏お召し】
夏お召しは『透け透け』の生地ではないので、夏物と単衣の狭間のお召しになると良いのではないかなと思います。
「いつまで着れますか?」
と着用期間についてお伺いされる事が割とあるのですが、よほど季節感がずれていないお着物でしたら実際には当日のお天気や気温で決めてしまっていいと思っています。
いくら単衣仕立てだとしても、結城紬や久米島紬などの真綿紬のお着物を9月にお召しになるのは酷な事です。
上記の2つは単衣仕立てにしても冬でもお召しになれます。
夏お召しは今は生産されていないとお聞きしております。
無くなっていくお着物が少しでもなくなればいいなと思いますが、私個人で出来る事は何だろうと考えるとお着物に興味を持っていただける方が少しでも多くなってもらえるように多少なりとも発信していく事かなと思っています。