2018-02-10

藍田正雄作　極型江戸小紋

【杉並区Ｈ様　藍田正雄作　極型江戸小紋】

藍田正雄作　江戸小紋

藍田正雄氏の江戸小紋をお仕立てさせていただきました。
江戸小紋はの中でも『極』とつく型は非常に細かい為、型紙が破損しやすくなかなか染められない物だといいます。
型紙を彫る職人さんも減ってきているといいますので、こういったお着物を私たちが目にする機会もどんどん減っていくかもしれません。

今回は八掛を共色に別染、一ツ紋を縫い紋にて入れさせていただきました。
Ｈ様のお着物は何度もお仕立てさせていただいておりますが、今回身幅の調整を行いました。
お茶をされることもあって『もう気持ち』身幅がほしいという事でした。
そういったご相談はいつでもしていただきたいと思います。
何度も申し上げておりますが、お召しになるご本人にしか着心地は分からないものです。
私はお仕立てのよき相談役でありたいと常々思っております。