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2021-04-25

紬とラオスの生地の羽織

【杉並区K様 紬とラオスの生地の羽織】

前回と同じくK様の羽織です。

元々は男物のアンサンブルの紬から1枚のお着物にお仕立て直しをさせて頂いて、その残った生地を何とかできませんかという事で『継ぎの羽織』とご提案させていただきました。

さて、そうは言ってもなかなか相性の良い生地を探すのは時間がかかるものです。

そんな時、K様はお茶のお稽古仲間の方からポンナレットさんをご紹介されたそうです。
今年2月にK様とご一緒に葉山のギャラリーにお邪魔させていただき、中村好文さんが設計されたという素敵なギャラリーで楽しく過ごさせていただきました。
中村好文さんは好きな建築家の1人でしたので実際にお邪魔させていただける機会を頂けてとても嬉しく思いました。

表地はちょうど鳶八丈や黄八丈の様な風合いで元の紬とよく馴染み、
裏地はイタリアンシルクで、よく見るとアルファベットで織られた地模様もあり、とても凝った生地なのです。

先日、K様に羽織をお渡ししましたがとても喜んでくださいました。
なかなか継ぎのお仕立て物をする機会もありませんので私にとっても貴重で楽しいお仕立物になりました。

 

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