6月2013

胴抜き仕立て 小紋

【神奈川県藤沢市Y様 胴抜き仕立て】

最近、ご依頼やお問い合わせが多くなってきました胴抜き仕立て。
胴抜きとは、言葉の通り胴の部分が無く、見せかけの袷仕立てというところでしょうか。
袷の始まり(10月)や終わり(5月)の頃は気温も高く、洋服ですとまだ半袖で過ごせる日もあり、着物の袷をお召しになるのはつらいものがありますね。
ですが、その頃にどうしても袷をお召しにならなくてはいけないという方のご依頼が殆どです。
やはりお茶席でお召しになる方が圧倒的だと思われます。

胴抜き仕立ては八掛だけつける仕立てもありますが、やはりお尻回りには裏地をつけたいという方が殆どです。
画像の様にお付けしておりますが、暑さ対策が目的ですので、帯のたれ先にかかるくらいまでにしてあります。

 

雨コート

【世田谷区K様 雨コート】

紬の単衣を雨コートにお仕立て直しさせていただきました。
着物からはコート、羽織、道中着などにお仕立て直しすることが可能です。
今回のコートの様に道行衿、もしくは着物衿からお選びいただけます。
同じ生地でも着物とコートでは雰囲気がだいぶ変わります。
今回は、お着物をお召しになっていただいて仮試着を行いました。
少し面倒でも大切な作業です。お時間をとっていただけるとありがたいです。

紬訪問着

【大阪府Y様 紬訪問着】

紬訪問着のお仕立てです。
大阪からのご依頼、誠にありがとうございます。
遠方の方からのご依頼はとてもうれしく思います。

今回はご自身のお着物ではなく、お母様へのサプライズでプレゼントにしたいという素敵なお考えです。
八掛も私の方で色を2点ほどチョイスして、Y様に選んでいただきました。
共色に近いこげ茶と、渋めのローズ色です。
選んでいただいたのはローズ色で、こちらの方が少し華やいだ感じになってとてもよかったと思います。
お母様も喜んでくれたのではないでしょうか。
少しでもお手伝いが出来たのであればうれしく思います。

 

桜小花小紋

【世田谷区N様 桜小紋】

桜小花の小紋をお仕立てさせていただきました。
桜の文様はお着物に限らず、日本の伝統芸能には必ず出てくる、古来から日本人に親しまれている文様です。
枝付の柄付け出なければ通年お召しになれるという事も言われますが、やはり春に着たいと思うのは私だけではないはずです。
季節を愛でるという精神は心を豊かにしてくれます。

八掛も紫に近い桜色と言ったらよいでしょうか。お着物のお色と良く似合っています。

 

紬 単衣

【世田谷区H様 紬単衣】

紬地の単衣をお仕立てさせて頂きました。
パッと見ると、八重山上布の様な色味と柄です。
着物は着ている人だけではなく、見ている人にも涼を与える効果があります。
こちらは単衣ですが、涼しく、そして優しいですね。