羽織

虫籠柄 紗絵羽織

【大田区K様 虫籠柄 紗絵羽織】

虫籠柄の紗の絵羽織です。
元々は紗無双の羽織でしたが、単衣仕立てでのお仕立てをご希望されました。
夏物の羽織をお召しになっている方を拝見すると、お着物の上級者なのだなと思い、まじまじと見てしまいます。
紗の透け感はとても涼しげに感じますし、見ている側にとって涼やかさを与えてくれるのもお着物の魅力の一つだと思います。

百合文様 紗羽織

【大田区K様 百合文様紗羽織】

夏に羽織は「暑い!」と思われるかもしれませんが、エアコンがきいている場所などで、意外と役に立ちます。
K様の場合は寒さ対策というよりは、羽織を着ている姿の方がお好きなのだと思います。
着姿までこだわりがあるのはさすがです。

葦文様 紗羽織

【大田区K様 葦文様 紗羽織】

葦文様が描かれた、紗の絵羽織です。
紗の地紋は籠目文様になっており、文様からの透け感が涼しげに映ります。
かと言って、着物が透けるほどの透け感ではありませんのでこの季節にちょうど良い季節感です。
9月になれば、昼間は暑くても陽が落ちると肌寒く感じる日も多々あります。
涼しければ羽織り、暑ければ脱いでみたり、洋服で言うとサッと羽織れるカーディガンの様な役割です。
上手く温度調節ができ、尚且つ季節の柄を取り入れれば季節の変わり目のコーディネートを楽しめる、使い勝手の良いお召し物だと思います。

 

紗羽織 柳に燕文様

【大田区K様 紗羽織 柳に燕】

昔からの習慣で夏も羽織が欠かせないとおっしゃるK様。
こちらの羽織は紋紗の柳の葉の上に燕の刺繍があしらわれています。

着物だけでも暑いと思われる方も多いと思いますが、なぜか紗羽織をお召しになった方を見ると涼しげに感じます。
見ている人にも涼しさを提供する事が出来るのも、着物の機能美なのでしょう。
羽織だけ見ているよりも、お召しになった時の方がとても涼しげでしょうね。

ざざんざ紬 羽織

【杉並区S様 ざざんざ紬 羽織】

ざざんざ紬を羽織にお仕立ていたしました。
最初はお着物でしたが、羽織に仕立て直したいという事でお仕立て直しさせていただきました。

お着物の時は、袖山にオレンジの線がかかっていたのですが、袖山にはベージュを出してほしいというご希望。
袖山を回せばもちろん可能なのですが、あまり回してしまうと袖下のスジがでてしまったり、身頃との配置をバランスよくまとめるのに割と悩みました。
ですが、こういうご希望は出来るだけ伝えていただければと思います。
些細な事かもしれないと思わずにお知らせいただければできる限り対応しております!

肩すべりにはO様のご希望でスカーフをお付けしました。
出来上がりを見ていただきましたらとても気に入っていただいたようで、私もうれしく思います。

  

白大島単衣羽織

【神奈川県藤沢市Y様 白大島単衣羽織】

お着物だった白大島を単衣の羽織にお仕立ていたしました。
裄の寸法が足りなかったので、袖に共布で接ぎを入れてありますが、ほとんど目立たなく仕上げることができました。
以前付いたシミなどがありましたが、なるべく裾返しや見えないところに持っていくように仕上げてあります。
頂き物のお着物などにはシミなどが付いている場合もありますが、やりくりで上手く隠れる場合もあります。
古いお着物と上手に付き合うのは、おおらかな気持ちが1番かもしれませんね。
今回は素敵な羽織に仕立て替えができたと思います。

お着物は洋服と同じようにお洗濯できるわけではありませんが、シミは日にちが経つほど落ちにくくなりますので早めの対応と、付けてしまったら触らない事です。

伊兵衛織 羽織

【杉並区O様 伊兵衛織 羽織】

伊兵衛織の羽織をお仕立しました。
伊兵衛織は地厚なのでお着物でもよく単衣仕立てにします。
もちろん冬場でもお召しになれます。

こちらの羽織の肩滑りは、フェラガモのスカーフを付けてお仕立しております。

羽裏にする生地に適する物ですが、その名の通り滑りの良い物でしたら問題ないです。
羽裏として販売されていなくても長襦袢などの滑りの良いものでしたらお使いいただけます。

江戸小紋 羽織 単衣仕立

【東京都 品川区在住 M様】

着付けの先生でもあり、親しくお付き合いさせていただいている“あくあ屋”さんのお仕立物です。江戸小紋はリバーシブルになっておりまして、羽織の単衣にすると裏地もアクセントになって良いですね。お仕立する時には、どちらを表にするか迷うかもしれませんが(笑)