小紋

南天に鳥文様 小紋

【世田谷区H様 南天に鳥文様 小紋】

いつもお仕立てをご依頼して下さるH様、ありがとうございます。
最初は身幅直しと八掛交換のみでしたが、最終的にはお仕立て直しすることになりました。
本来お着物に付いていたのは、黄緑色の八掛でしたが少し蛍光色がかったお色でしたのと、シミがありましたので新しいものに交換いたしました。
少しグレーがかった紫色ですので、以前よりも落ち着いた雰囲気のお着物に変わりました。
八掛の色選びは大切です!

クリスマスカラーの様なお着物ですので、今の季節楽しんでほしいと思います。

 

胴抜き仕立て 小紋

【神奈川県藤沢市Y様 胴抜き仕立て】

最近、ご依頼やお問い合わせが多くなってきました胴抜き仕立て。
胴抜きとは、言葉の通り胴の部分が無く、見せかけの袷仕立てというところでしょうか。
袷の始まり(10月)や終わり(5月)の頃は気温も高く、洋服ですとまだ半袖で過ごせる日もあり、着物の袷をお召しになるのはつらいものがありますね。
ですが、その頃にどうしても袷をお召しにならなくてはいけないという方のご依頼が殆どです。
やはりお茶席でお召しになる方が圧倒的だと思われます。

胴抜き仕立ては八掛だけつける仕立てもありますが、やはりお尻回りには裏地をつけたいという方が殆どです。
画像の様にお付けしておりますが、暑さ対策が目的ですので、帯のたれ先にかかるくらいまでにしてあります。

 

桜小花小紋

【世田谷区N様 桜小紋】

桜小花の小紋をお仕立てさせていただきました。
桜の文様はお着物に限らず、日本の伝統芸能には必ず出てくる、古来から日本人に親しまれている文様です。
枝付の柄付け出なければ通年お召しになれるという事も言われますが、やはり春に着たいと思うのは私だけではないはずです。
季節を愛でるという精神は心を豊かにしてくれます。

八掛も紫に近い桜色と言ったらよいでしょうか。お着物のお色と良く似合っています。

 

葵文様小紋

【港区O様 葵文様小紋】

お茶をされているO様。
お選びになるお着物は上品で、古典柄がお好みの様です。
今回のお着物も薄桃色がとてもさわやかな葵文様の小紋をお仕立てさせていただきました。
お茶のお話は、色々な方からお聞きしますが、私には未知の世界のお話なのでとても楽しくおうかがいしております。

今回はこちらのお着物をお渡しする際に、染め替えの色無地のご相談もお受けする。
そのお着物もいつかご紹介できればと思っております。

 

矢羽根お召し

【愛知県I様 矢羽根お召し】

こちらがI様のもう1枚のお着物。矢羽根のお召しです。
矢羽根柄は割と沢山見かける柄ですが、なぜこの柄が多いのかちょっと調べてみました。
矢絣(矢羽根)は江戸時代に結婚する女性に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない。
矢は戻ってこないことから、縁起物とされていた。
wikipedia参照
そういえば、ほとんどが女性物の柄に使われていますよね。

 

飛翔鶴小紋

【愛知県I様 飛翔鶴小紋】

愛知県のI様は昨年、お仕立てのご依頼をいただいて今回はお着物2枚のお仕立てと長襦袢のお直しをご依頼いただきました。
まず、1枚目のお着物は飛び立つ鶴が前面に描かれた小紋です。
小紋と言えど、飛翔する鶴の格調高い文様ですので結婚式の二次会にも良いのではないかと思います。
帯は飾り結びでもいいですね。

八掛はご希望のお色に暈し染にさせていただきました。

 

花柄小紋

【江戸川区I様 花柄小紋】

深い青地に花柄が映える小紋です。
『お袖丈をなるべく大きくしたい』というご希望で1尺6寸(約60㎝)にお仕立てできました。
お袖丈は1尺3寸という標準寸法がありますが、それに合わせる必要はありません。
お好きな丈にお仕立てが可能です。
丸みも同じく、お好きな大きさにできます。
殆どの呉服屋さんでは、こちらから言わない限り袖丈と丸みは標準で仕立てられてしまうと思います。
小さい事ですが覚えておいた方がいいと思います。

+++++
後日というかすぐにお召しになったお写真を送って下さいました。
アンティークの帯を締めて、お着物ととてもよく似合っておりました。

ご主人のお着物もお待ちしております!

 

胡蝶蘭 小紋

【世田谷区N様 胡蝶蘭 小紋】

この間お仕立てした物の次にお仕立てした、世田谷区N様の小紋です。
こちらのお着物は少しだけ寸法を変えてお仕立てした小紋になります。
後日『着やすくなりました。』とご連絡をいただきうれしい限りです。

  

市松柄小紋

【世田谷区N様 市松小紋】

N様はとても華奢な体系で、いつもお仕立てに出すと大きく仕立て上がってくる事が悩みの種という事でした。
今回は採寸と、いつもお悩みの個所などをお伺いしてのお仕立て。
仕立て上がりの際は引き取りにいらして下さり、ご試着をされていきました。

もう1枚のお仕立物もあるのですが、今回のお仕立てを参考に少し寸法を手直し。
こういうやり取りができる事が本来の和裁師の形だと思います。

市松はとても細かいので無地の様にも見えます。
帯合わせによっていろいろ楽しめそうですね。

格子地に花丸文様 小紋

【杉並区O様 格子地に花丸文様 小紋】

引き続いての世田谷区O様。
今度は小紋のご紹介です。
こちらも洗張をしてお仕立て直しです。
八掛は地色に合うようなものという事でお任せいただきましたので、金茶色の八掛をお付けしました。

お着物も洗張をして裏地も交換するとサッパリしてとても気持ちよくお召しになれます。
新品と変わらない心地よさだと思います。