3月2014

ラストダンス?

先週終わった、フィギュアスケート世界選手権。
オリンピック後の大会は、選手の方々はモチベーションを維持するのが大変なのではないでしょうか。
シングルでは男女ともに日本選手が金メダルを獲得し、今シーズンの全ての競技が終わりを迎えることになります。

中でも浅田真央選手の去就が気になるところではありますが
「少し休みたいです。」
と、初めて”休みたい”という言葉が浅田選手の口から発せられた様に思います。

そんな中、こんなサイトを見つけました。
朝日デジタルから発信しているラストダンス
今のところは”ラストダンス?”かもしれません。

桜咲くも・・・

東京も桜の開花となり、日に日に春を感じる今日この頃。
この1週間で、ほとんど暖房も使わずに過ごせるようになってきました。

桜は開花宣言が出て1週間ほどで満開となるそうです。
ビニールシートの上で宴会もよいですが、それよりももっと味わい深く桜を楽しみたいと思うようになったのは年を重ねてきたからでしょうか。

今が一番爽やかな季節で、1日外で過ごしたらどんなに気持ちがいいだろうと毎年思います。
残念ながら花粉症の私はお花見もかなわず、たまに乗る車の車窓に映る桜を楽しんでおります。

本日のお客様 (紬 単衣お仕立てご依頼)

本日は調布市からお越しのN様。
調布駅から拙宅傍までバスが走っているのですが、そのバスがなんと1時間に1本というローカル路線。
ですが、新宿まで出られるよりもお近いので、バスでいらしてくださいました。

お着物は紬の縞。
縞と言っても毛万筋の様に細い縞なので、ほとんど無地の風合い。
単衣仕立てでお受けいたしました。
作家さんのお品物という事でしたが、控えめな光沢感が単衣の季節によく似合いそうです。

本日のお客様 (大島紬 お仕立てご依頼)

春分の日のお客様は男性のO様。杉並区から自転車でいらしてくださいました。
そして『仕立屋 凛』のお客様の中で最高身長の189センチ!
「どうしたら、そんなに大きくなれるんですか?」
と、知らない子供に聞かれた事もあるそうです(笑)
聞きたくなる気持ち、わかりますよね。

さて、ご依頼はお持ちの大島のアンサンブルの羽織の生地を接いで着物を大きくしたいという事です。
採寸をするも大きくて見上げてしまいます。
袖丈、裄それぞれに共生地を接いで大きくすることになりましたが、細かい絣の生地ですのでほとんど分からない様に出来上がると思います。
私も頑張ってお仕立てします!!

本日のお客様 (お着物お渡しとご相談)

世田谷区H様がお仕立てのお着物を受け取りにいらしてくださいました。
色無地の胴抜き仕立てのお着物に一ツ紋の縫い紋を入れました。
縫い紋の色も悩むところなのですが、今回はお着物のお色より濃い目の共濃のお色です。
見本の糸で見るのと、実際にお着物に刺繍された紋を見るのとではやはりイメージが異なりますが、とても気に入っていただけたようでした。

他にも、お預けいただいていますお着物のお仕立ての順番などをご相談。
次は、袷のお着物の身幅直しを先にお渡しすることになりました。

本日は雨の中いらしてくださいましてありがとうございました。

本日のお客様 (振袖のお仕立てのご依頼)

世田谷区M様。
来年の成人式にご着用のお振袖のお仕立てをご依頼。

お母様の方は、いつもご依頼いただく世田谷区H様のご紹介。
本日はお嬢様とお二人でいらしてくださいました。
お着物の方はお母様がお召しになっていたお振袖で、それをお仕立て直ししたいという事です。

朱赤に鳳凰の描かれたお振袖。
既に洗張されている状態でお持ちいただきました。
まずはお着物の状態と寸法を拝見。
汚れやシミもなく、長さに関しても問題ありませんでした。
身幅ですが、今のお着物の柄合わせの寸法は殆ど後幅8寸前幅6寸5分という寸法で染め上がっています。
大体ヒップ98センチくらいの方の巾になってしまうので、細身の方にはとても大きい寸法になってしまうのが難点と言えます。
ですがこちらのお着物はそれより少々狭くお嬢様にちょうどよい寸法になっておりました。
合わせて、長襦袢もご依頼いただきました。

お母様とお嬢様がとても仲が良く、途中、弟さんからの電話もあり、仲の良い家族の図を想像できます。
前撮りでお写真を撮るかもしれないという事で、夏前の出来上がりでお受けいたしました。
成人式が楽しみですね。

本日のお客様 (単衣の着物と長襦袢のお仕立て)

目黒区からお越しのS様。
昨年から着付けを始められたそうで、今回初めてお仕立てをご依頼いただきました。

反物は白大島のシンプルな縞模様。
袷にするか、単衣にするか迷っておられましたが、白地の部分が多く裏地が少々透けてしまうので単衣のお仕立てに決定。
合わせてお預かりしたグリーンのグラデーションの長襦袢も単衣仕立てに。
単衣の季節にふさわしい、爽やかなコーディネートになりそうです。

S様はフラメンコをなさっているそうで、それをお聞きしたときに『S様のイメージにぴったりですね!』と思わず言ってしまいました(笑)
お着物もフラメンコも楽しんでいらっしゃるお姿がとても印象的でした。

本日のお客様 (お仕立て直し、お直しのお見積り)

2日連続で三鷹市からのお客様。本日はT様。

私がまだ『仕立屋 凛』のHPを立ち上げたばかりの頃に、お召しのお着物のお仕立て直しをご依頼いただいたお客様です。
少しお着物から離れていたという事をお伺いしましたが、またこうやってご依頼いただけるのはうれしい限りです。
江東区に住んでいた時よりも近くになったので、本日はご主人とご一緒にいらしてくださいました。

ご依頼は、色無地の裄直しと紬のお着物のお仕立て直しです。
色無地の方は袖付けを少し開けてみると、色やけがあり、その加工代をお見積りに出すことになりました。
合わせて胴裏の交換もお見積りもいただく。

紬のお着物の方は、洗張をしてお仕立て直しをご希望。
シミが少々ありましたので、洗い張りで取れなければ裏返してお仕立てもできますという事をお伝えしました。
紬のような織のお着物は裏返してお仕立てできるのが長所だと思います。
「裏が使えるんですか?」
との、ご質問をいただきましたが、紬に関していうと、柄の出方に問題がなければほぼ可能です。
仕立て直しをやりくりするのに適した生地だと思っています。

本日のお客様 (袷の胴裏交換のご依頼)

三鷹市からお越し頂きました、Y様。
お婆様から譲られたお着物の胴裏交換のご依頼です。
胴裏は紅絹(もみ)が付いておりましたが、袖付けの辺りは既に破れてしまっておりました。
袖付けは力が入る所なので、長くお召しになっていると破れやすい所です。
こちらは白い羽二重に交換することになりました。

そして、もう1枚。
お婆様が作ってくださったという綿入れのちゃんちゃんこ。
こちらも裏地が破れてしまっておりました。
思い入れのあるお召し物ですので、こちらもお直しさせていただく事になりました。

「着ていると、とっても温かいんです。」
と、おっしゃっておりましたが、その温かさはお婆様の愛情の証なのだと思います。

本日のお客様 (お着物のお渡しと次回のご相談)

世田谷区のU様。
出来上がった紬のお着物をお渡しさせていただきました。

今までに、お直しをさせていただいた事はあったのですが、着物のお仕立ては初めてでしたので、出来上がったお着物を試着していただきました。
U様は身幅が細く、裄が長いという体系ですが、出来るだけ大きく作りすぎないようにしています。バランスを考えて身幅と裄を割り出しました。

他に洗張りに出したら縮んでしまったという縮緬のお着物のご相談を受け、出来れば道中着に仕立て替えされたいという事。
縮緬の様に強い撚りをかけてある糸はとても縮みやすいのが特徴です。
鬼シボと呼ばれる縮緬や、本塩沢もその中の1つです。

今、洗張りに出している大島紬が出来上がったらご一緒に送って下さるという事でしたので、またお待ちしております。