5月2014

本日のお客様 (沢山のご相談品)

港区Kさま。
最近引っ越されたKさまはお忙しい日々を送っていらっしゃるようで、久々(約1年振り)にお会いすることができうれしく思います。
本日は『仕立屋 凛』でお直しした白大島の単衣をお召しになっていらしてくださいました。
この季節にちょうど良いお着物ですね。

さて、本日は出来上がったお着物のお渡し、お仕立物のご相談、そして雨コートの身丈を決定するなど盛りだくさんのコース。
お渡しするお着物の中に、袖丈1尺6寸(約61センチ)の物があり、それに対応する襦袢をご希望です。
お持ちいただいた襦袢は幅がなく、幅を接いでお仕立てする様になると思いますとお伝えしました。
袖丈が長いので半無双でできるか、お見積りさせていただくことになりました。

お着物でいらしていただいたのは雨コートの身丈を決定するためでもあります。
生地によって丈は変わるので、一概にこの寸法と決めるわけにはいかないのです。
羽織っていただいて身丈を決定する。

他にも今お預かりしているお着物のお仕立順など、諸々ご相談。
K様の着物ライフのお手伝い、頑張ります!

白磁

友人と連れ立ち、銀座日々ギャラリーで行われている、崔在皓(チェ ジェホ)氏の個展を見に行く。
ジェホさんとは以前私が勤めていた会社で知り合いになり、その朗らかでまっすぐな姿勢が作風にも表れているのではないでしょうか。
以前、ごちそうしてくださったチヂミも素朴で美味しかったのを思い出します。

今回は木工作家の方との二人展。
久しぶりに会うジェホさんは変わらずに真摯な受け答えをしてくれます。
最初にお会いした時の白磁から進化を続け、作風も少しずつ変わってきているように思います。
陶芸は焼きあがった時のいい裏切りが面白いのでしょう。
また、いつかお会いするのが楽しみです。

日本の夏じたく 2014

横浜三渓園で開催された“日本の夏じたく”へ行ってきました。

友人の刺繍作家、飯島桃子さん。
『仕立屋 凛』でお仕立てしたお着物をお召しになっていたので、後姿を取らせていただきました。お仕立したお着物をお召しになっているお姿を見るのは嬉しい限りです。
桃ちゃんのうなじも艶やかでした。

三渓園を訪れたのは初めてでしたが、気になったのは素敵なお風呂。

うなじとお風呂という事で、日本の夏ですね(笑)

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三渓園HPより抜粋
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。(現在、重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟)
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本日のお客様 (江戸小紋、長襦袢のお渡し)

港区にお住まいのY様。
江戸小紋とそれに合わせての長襦袢のお仕立物をお渡しさせていただきました。
江戸小紋のお着物は胴抜き仕立てのお仕立です。

昨年頃から胴抜きのお仕立が格段に多くなりました。
胴抜きというお仕立て方法が広まってきたのかもしれませんね。

お渡しの際にいらしていただいたお客様には必ず、ご試着をしていただくようにしております。
最初にいらしていただいた時にお持ちいただいたお着物よりもお召しになりやすいと思いますが、本当の着心地は1日着てみないと分からないもの。
何か気になることは、是非お知らせいただければと思っております。

次回は白地の反物を染めてお仕立てをご予約いただいております。
Y様はご自身に似合うお色を研究されているそうで、パーソナルカラー診断もされたそうです。
自分に似合う色を探すのも楽しいですよね!

本日のお客様 (宮古上布お仕立て直し)

同じ世田谷区内でご近所にお住いのN様。
本日、初めていらしてくださいました。
宮古上布の寸法直しを2枚、お持ちいただきましたが1枚はお仕立て直しをさせていただくことになりました。
もう1枚は麻の長襦袢のお仕立物です。

お着物の1枚は白地に紅型を染めたとても珍しい宮古上布。
この様な美しいお着物を目にするだけでも感激してしまいます。
こういうお着物にはお目にかかることがこれから何回あるのかというほどの素晴らしいお着物です。

N様とはお話が弾み、ご近所情報などをお伺いしてしまうほど(笑)
とても楽しいお時間でした。

本日のお客様 (中村かをる様)

先月おじゃました中村かをる、酒井啓子二人展
お二人にはその時久々にお会いしたのですが、中村さんがお仕立のご依頼にいらしてくださいました。

アンティークの振袖の袖丈直しと、秋田黄八丈のお仕立のご依頼です。
今まで働いていた職場では、毎日アンティークの着物に囲まれていたのですが、久々に見て触ったアンティークの着物はなんだか「あーこの感じ!」という様な懐かしさを覚えます。

お話を聞いていくと、ブログをはじめられたそうで、相変わらず頑張っている中村さんで安心しました。中村かをる創作帯屋

本日のお客様 (浴衣のお仕立てご依頼)

世田谷区にお住いのS様。
浴衣のお仕立てのご依頼です。

ピエールカルダン製の浴衣でしたが、柄も個性的。

「せっかくなので、ブランドのロゴをどこかに出して仕立ててください。」というお言葉にハッとしました。
着物の仕立てというと、織り出し部分やロゴは裁ち落してしまったり、見えない部分に持っていくという暗黙のルールがあります。
あえて「出してください。」もありだと思います。
知らないうちに常識の枠の中にいる自分に気が付きました。
この言葉を聞いていなかったら、100%裁ち落していたはずです。
お客様から教えていただくこと、本当に多いです。

さて、どこにロゴを出すかは仕立て上がりでご紹介しようと思っております。

草木染のキリム

今年2月、シルクラブさんで購入した草木染のキリム。
購入した時から、『夏に敷こう。』と思っていた。
このざっくりとした肌触りが何とも心地よく、思った通り夏の日差しにとてもよく映えます。

本日のお客様 (単衣着物のお渡しとご依頼)

世田谷区のH様。
本日は先日お直しさせていただいた大島紬のお着物でいらしてくださいました。
お仕立てやお直ししたお着物をお召しになっていらしてくださると、とてもうれしく思います。
この後、二子玉川までお出かけされるそうです。

今日はお仕立てさせていただいた単衣のお着物をお渡しさせていただきました。
H様には何か月先までのお仕立て物をお預かりしておりますが、本日も絽の小紋などをお持ちいただきました。
いつもありがとうございます。お仕立て頑張ります!

本日のお客様 (羽織丈の仮縫いとご依頼)

目黒区のK様夫妻。
本日は、ご主人の羽織丈を決定していただく為にご足労いただきました。

羽織丈はこれと言って決まったものではなく、お好みで決めていただいてよいものです。
私も男性の羽織丈を考えるべく、落語家さんや歌舞伎役者の方々の画像をこまめにチェックしておりました。
すると、なんとなくですが傾向が見えてきました。
職業でお召しになっている方は短め、趣味でお召しになっている方は長めの傾向があるように思います。

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用意しておいた羽織を羽織っていただき、丈を決めていきます。
最近は長い丈が多いですが、K様は短めをご希望。
羽織(コートも)は短めですとカジュアル、長めですとエレガントな印象になります。
K様はスーツを仕立てる際にも、ジャケットの丈は短くなさるそうです。
ジャケットも流行りがあるものですが、今は”肩幅を狭く”というのが主流なのだそうです。
「そのイメージで短めが好みなのかも。」とおっしゃっておりました。

洋服の流行りは早いので後々写真を見ると、「こんな時代もあったね~。」なんて、思わず笑ってしまう事もあるものです。
ですが、「それも楽しいですよね。」というお話で盛り上がりました。

本日お持ちいただいた紗羽織の丈はこの寸法でお仕立てさせていただきます。