1月2014

お食事@経堂

お客様のT様と経堂の和食屋さん大滝でお食事。
まだ世田谷に土地勘のない私にとっては美味しいお店をご紹介いただけるのはありがたい。

T様はご常連の様で、店主の方とも顔なじみの様。
今回はお任せのコースを頂く。

本日T様とお会いしたのは、お食事もそうですが、お仕立物の浴衣をお渡しするためです。
T様は三味線やかっぽれのお稽古で浴衣をお召しになる頻度がお着物よりも高いのです。
今回の浴衣は長唄『岸の柳』を発表する際にお召しになるそう。
浴衣地は白地に藍の格子柄で、昔ながらの古典柄。
最近は古典柄があまりなく、探す方が大変だとおっしゃっておりました。
確かにそうかもしれないですね。

お話は着物の話から動物の話まで、楽しい時間はあっという間。
お食事も最後の炊き込みご飯までペロリと頂いてしまいました。

今度は絵羽の浴衣をお仕立てしてほしいとの事。
浴衣に絵羽があると初めて聞いたのですが、多分誂えで作ったものが出回っているのでしょうという事でした。

また、お会いできるのを楽しみにしております。

本日のお客様

本日は男性のお客様のWさま。
お着物と羽織をご注文いただき、本日お渡しさせていただく。

親戚の着物を譲りうけたりしているうちに、ご自身でも誂えてみたいと思い立ったそうで今回お仕立てさせていただきました。
琉球絣の墨黒のお着物に、羽織はグレーの市松柄。
最初はどちらを着物にして羽織にしようか迷っていらっしゃいました。
お持ちのお着物の色味が黒や紺色といったダークな色合いとの事でしたので、羽織をグレーでお仕立てした方がコントラストが効いてよいのではないかとアドバイスさせていただきました。

男性の方のご依頼は最近増えてきております。

お着物と羽織→きものLabo

本日のお客様

フルレングスのコートをお仕立てのM様が仮試着にいらっしゃる。

フルレングスのコートは出来る限り仮試着をお願いしています。
もちろん身長から割り出す事も可能ですが、身長は同じでも体系は人それぞれ。
体の厚みや、もちろん生地によって全く変わってしまいます。
今までにお仕立てしたコートの丈も参考にはなりますが、正確にするためには仮試着が不可欠です。

実際、M様に仮縫い状態のコートを羽織っていただくと、私の見積もった丈よりも長く必要でした。
改めて試着の重要性を再確認。
お客様にはお着物をお召しになっていらして頂くお手間をおかけしますが、来ていただいてよかったと毎回思います。

本日のお客様

世田谷区のH様。
ご依頼のコートの身幅直しと、しみ抜きと丸洗いのお着物をお渡しする。

本日は、そのほかにお預かりしている色無地の紋入れのご相談をさせていただく。
お色が青磁色のお着物に共濃いの縫い糸で1つ紋を入れることになりました。
刺繍糸の色見本は色の種類が多く、逆に迷われてしまうかもしれませんが、私の方でも『この位のお色がいいと思いますよ。』とお勧めしています。
紋が入ると新たな気持ちになるのではないでしょうか。
楽しみにお待ちいただきたいです。

遅い新年会@神田

今日は友人と3人で食事。
新年会の予定がだいぶ遅くなりました。
神田にあるジビエフレンチ Nico
今までは割と近い距離感で会っていたけれど、お互いの生活環境が変わったりするとなかなか会えなくなるものです。
また、これからも機会をつくって会いたいと思う友人達です。

流氷初日

気象台から流氷を観測した初日を『流氷初日』と言うのだそうです。

21日午後1時、網走市で今年初の流氷を観測。
北の地に住む人にとって、流氷は春の訪れなのでしょうか。

初春大歌舞伎@歌舞伎座

今年初の歌舞伎観劇。
母が知り合いからチケットを頂く様で、新歌舞伎座になって以来、私個人では1度も購入したことがないというありがたい状況なのです。

今回は昼の部を観劇。
『杉浦の太鼓』では故勘三郎氏が出演していた時の事を思い出します。
浅草の平成中村座だったと思う。

今回の松浦鎮信候は吉右衛門氏。

松浦候の隣の屋敷は吉良上野介邸。
松浦候は赤穂浪士の討ち入りを今か今かと待ち望んでいるものの、そんな気配は全く無く、それに業を煮やした松浦候は機嫌が悪くなり、悪態をつくのですが・・・

松浦鎮信候はひょうひょうとしていて、どこか子供の様な愛らしいキャラクターとして描かれています。
故勘三郎氏は本当にこういう役がぴったりで、笑いが絶えないお芝居だったと思います。
今回の吉右衛門氏は、楽しい事があれば今までの不機嫌さはどこかに行ってしまう『こういう人いるよね。』的な、要所でクスッと笑ってしまう、そんな松浦候。
どちらにもそれぞれの味があって、色々な役者さんの違いを見るのも最近では楽しみになってきました。

名建築

代々木体育館を原宿の歩道橋上から。
1964年の東京オリンピックの開催に伴い建築された代々木体育館は丹下健三氏の設計。
内部に柱を持たない吊り橋の構造で作られているという。
この曲線が何とも言えず、美しいです。

今回はたまたま通りがかっただけなのですが、立ち止まって見入ってしまう存在感があります。

本日のお客様

本日、小紋のお仕立てをご依頼のお客様がいらっしゃる。
日野市にお住まいで、お車でいらして下さいました。

結婚式に参列するそうですが、気軽な形式なので小紋でご参加されるそうです。
お着物は小紋でも帯結びなどでもだいぶ華やかになりますので、アレンジされても良いのではないかと思います。

お茶もされているそうなので、その分の身幅も検討して寸法を出しました。
この寸法が最終決定ではないので、お召しになってから「ここをもう少しこうして欲しい。」という事は遠慮なくおっしゃって下さいとお伝えする。

長襦袢も合わせてご依頼いただきました。
ありがとうございます。

お話を伺うと、ご主人の影響でお着物を始められたということ。
次回はご主人といらして頂けると嬉しく思います。

金沢へ ②

2日目
今日からお天気は下り坂の予報に傘を持って出かける。
朝食後向かったのは金沢21世紀美術館。
この建物はSANNAの設計。
直島にもありましたが、勝手に白血球の椅子と名付けた椅子もある。
直島では熱くて座れず、今回は雨で座れないという、私たちにとってはいつまでたっても座れない椅子なのです。

雨が降り出したあたりで、美術館に入りぐるりと2時間ほどかけて回ってみる。
私たちが1番見入ってしまったのは作品ではなく、美術館の地下から1階を繋げる油圧式のエレベータと、図書を閲覧できるコーナーの本棚でした(笑)

ミュージアムショップでは必ず買おうと思っていた時計を購入。

その後お昼にしようと香林坊まで出たものの、良さげなお店が見つからず、にし茶屋街まで歩いてしまった。
結局そこには甘納豆屋さんくらいしか見当たらず、また香林坊まで戻り、午後2時の遅めのランチをとる。

この後、雨足も強くなりホテルに帰ってゆっくりしようという事に。

そして、夕食。
昨日と同じ『くろ屋』さんへ。
今日は寒サバの浅〆、梅貝の刺身、のど黒の塩焼き、昨日も頂いた蕪寿司。
お店の女将さんは能登のご出身だそうで、蕪寿司は女将さんの手作り。
蕪も塩漬けして水を出しておくそうですが、鰤も塩漬けにしてからつけるのだそう。
塩漬けの鰤を見せていただきましたが、大きなアンチョビの様に見えます。
鰤でなくても鮭や鯖でもできますよ。と教えてくれました。
作ってみたい気もしますが、塩梅が難しそうです。

そして明日から金沢も雪の予報。
「昔は朝起きたら車が半分埋まってしまっているなんてことはよくありましたけど、最近はそこまで降らないですね。」とおっしゃってました。
今日も美味しいお料理と、お話をありがとうございました。
金沢に来ることがありましたら、また寄らせてもらいます。

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3日目
飛行機の時間までお土産購入。

私たちが金沢を後にする頃に雪が降り始める。
雪の兼六園も見てみたかった。
「今度は北陸巡りもしたいね。」なんて、話をしながら金沢を後にするのでした。